パソコン内探検の続きだが、2010年5月27日に撮影したハシボソミズナギドリを久しぶりに見た。
そのときのブログで、動きの悪さから、たぶん怪我をしているだろうとしたが、別の写真を拡大してみたら、やはり羽が欠け、もう飛ぶことが出来ない状態なのが分かった。
その後、珍しい鳥と思っていたこのハシボソミズナギドリを沖合でちょくちょく見かけるようになり、相模湾の海鳥の一種と言っていいぐらいなのが分かった。
だけど、この鳥が一年間で32000キロという世界最長クラスの渡りをするすごい鳥なのは変わりない。
そして、日本の太平洋沿岸部にときに大量の屍骸が流れ着く鳥でもある。
これは長い渡りで最終目的地近くまできて体力を消耗した若鳥が力つきてしまうかららしい。
このことと、一つの群れが1万羽にもなるハシボソミズナギドリなのに、ここでは数羽から10羽ぐらいとポツポツだし、これだとエサのイワシの群れなどを探せないということを合わせて考えると、相模湾で見るのは群れに付いて行けなかった落ちこぼれではないかと思った。
だけど、必ず多数の落ちこぼれが出るのに、オーストラリア南部のタスマニア周辺の島から、北はベーリング海近くまで渡るのは、南極周辺に大量のオキアミがいたり、北の海に小魚が豊富だからで、一万羽の大群が一斉に食事できたり、種を養うことができるから。
でも、人間社会のグローバル化の嵐は、先日の台風30号に現れたように、地球環境を大きく変えようとしている。
北極の氷は2040年で溶けてしまうと聞くし、シロクマやアザラシ同様、ハシボソミズナギドリも苦難の道を歩みそうである。
この死を覚悟しているようなハシボソミズナギドリの目を見ながら、そんなことを思った。
★釣り情報
昨日13日は、夫婦2名の釣りでマダイ五目釣り。
貸し電動リールで、クーラーボックスだけ持参だったが、なんと夫婦で並んでマダイのダブルヒットあり。
その他、アマダイ6匹、イトヨリ大型多数、カイワリ2、大サバ数本、平ソーダとずいぶん楽しめたもよう。
カワハギ、ヒラメ、キンメもやりたいけど、客がないね。

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