ササキヒメハナバチでなく、キンケハラナガツチバチ/ハチ目ツチバチ科/
草原周辺でクルマからしばらく離れ、戻ったときにフロントガラスに虫がひっついていることがよくある。
花も蜜もないガラスになんのため止まるのだろう、ほんと不思議だ。
これらはアブとかカメムシの類が多いように思うが、ときに撮影することはあっても、たいていそのままにしておくか、気になるときはウォッシャー液で脅かしてみたりするぐらい。
ほうっておいてもクルマが走ると風圧で落ちてしまうのだ。
まれに林道周辺から下界まで離れずについてくるしつこいヤツがいて、環境が変わったら生きて行けないかも、と心配したり、途中でクルマを止めて払ったりすることも。
ま、これも現代ではよくある自然なことだろう。
写真はそんな一匹で、「こいつは誰だ? 撮影すると調べるのが大変だな〜」なんて極めて後ろ向きに撮ったヤツ。
でまあ、ハチかアブの仲間だろうととりあえずハチ目を調べていったら、ヒメハナバチという科に全体が似ているようである。
(間違いだった)
特に触覚が他のハチと違った。
それと、アブなどのハエ目は触覚がずっと短く、これだけでハチ目とハエ目が見分けられそうである。
ただヒメハナバチはヒメと名が付いているぐらいだからみな1cmぐらいと小さい。図鑑の小さな花に止まっている写真からするとずっと小さい数ミリのものもいるようだ。
でも、これはもっと大きかったな〜、なんて疑問に思いながら、姿がよく似た「ササキヒメハナバチ」を検索してたら、「1cm前後のヒメハナバチが多い中では比較的大型」との解説があった。
なので、写真のは「ササキヒメハナバチ」でよさそうである。
このヒメハナバチ類、地中に巣を作り、花粉と蜜の交じったものを幼虫のエサにしているようだ。
ただ、春に発生し、蜜を吸う花の種類が少ないそうだから、10月まで生きているのがありえるか。
○月〜○月という解説がどこにもないのだ。
同級生がコメントで間違いを指摘してくれた。こいつはササキヒメハナバチではなくて、キンケハラナガツチバチだった。
顎の大きいのと、発生時期の違い、毛並みの違いと金色の毛の疑問がすっきり。
★台風情報
8:40分現在、風が弱まってきたかんじ。
6時前に港へ見に行ったが、船は暴れもせず問題なし。ただ6時過ぎから8時頃までが特に風が強くなった。でも、アンカーがかっちり効いているし、今回もう一本陸からロープを取っているし、問題ないだろう。

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