これでも一番立派なエビフライ/
人が並べたようだが、手は触れてない/
土に埋まっていたのはこれだけ/
今回行った松林は、10年前にリス観察を始めて最初に探索した場所で、林道入口から一番近い松林である。
ここへ初めて入ったとき、林床の倒木の上にエビフライを多数発見し、リスの動きが手にとるように見えたいへん感動した。
だが、それが毎年あったのに、松枯れが進んだ4、5年目だったか、ばったり新規のエビフライが見られなくなった。
普通、倒木の上のエビフライは台風や強風などで1年経てばほとんど姿を消す。その林床に落ちたエビフライも秋に落ち葉の下になり2年も経てば土へ帰るのだ。
だから、リスがいなくなると松林にエビフライがまったくなくなり、さびしいもの。
ただ、松ぼっくりの不作豊作の年が松林ごとにあり、リスがいてもエビフライが製作されない年がある。このあたり、もっと調べなければ分からないが、今日の松林は4、5年も間が空いたからあきらかにリスが不在だった。それが戻ったのだ。
写真のエビフライは、ごく最近、数日以内に製作されたもの。倒木の上や林床にパラパラとすぐ数10個発見した。
だが昨年松ぼっくりが不作だったのか、松はゆうに100本以上ありそうなのに、立派なエビフライがない。
地中のを掘り出したものも、写真のちびたのしか発見できず、これからも昨年はリスが不在で貯食されなかったてことが分かる。今日見たのはみな枝にわずかに残ったのや、落ちたのを拾っているふうだ。
森が松枯れでスカスカになっているから、もとに戻るのは無理だろうが、なんとか命が続いてほしいね。
そうえいば今日近くにオオタカの鳴き声を聞いたし、ノスリが枝から飛び立った。
幕山梅園からの流れが数10人もゾロゾロ脇を通って行ったし、きびしいね〜。

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