10月21日(木)
雨上がりの開拓
天気予報ではまたいつ降り出してもおかしくない、と。
やっている課題が湿気に弱いため、
空の動きがかなりのプレッシャーとなる。
確かに空模様があやしい。
狙うは先週登り損ねたline。
まずはUpで境界林のしょぼい岩群を。

しょぼ太郎V2、しょぼ次郎V3、しょぼ三郎V4とする。
その後、ターゲットであるProject【獅子門右】。
MOVEを確認、さらっとできた。
即撃の予兆。
狙う前にHOLDを掃除、
そのとき最後のガバが少し動いた気がした。
そのガバを体の方に思い切り引き寄せる、
すると引いた分だけ体の方に着いてきた。
もうどうなるかは理解したので、
上から叩く。
岩は綺麗に剥離した。
岩を見返すと、どれだけの能力をもってしても残されたHOLDではこのlineの解決は不能なことがわかった。line消滅だ。
今日狙った課題がなくなった、
そのことによる喪失感、
それは感じなかった。
なぜなら、
HOLD欠損によって、さらに難しいlineの可能性が生まれたから。
この欠損は獅子門V7の消滅も意味し、
獅子門のline上に更なる高難度の可能性が生まれた。
少し取り付いたが、
やはりすぐ勝負できるほど易しくはない。
今日は断念。

岩を見返し、別のlineを探る。
ハングからカンテを跨ぎ右に抜ければ易しいのではないかと。
整備しながら打ち込みを開始。
やり込むにつれて、
予想以上の難度を体感し焦りだす。
カンテに抜けるまでのフルスパンMOVE3手がきつく精度が悪い。
1手1手の消耗が激しいため、
落ちるとかなり精神的ダメージを受ける。
1時間程度経ったところで指皮が裂けた。
このことで
苛々がピークに達する。
次の数便で完登。
MONSTER SUPOO<モンスタースプー> V8/9
この手の課題は気合だ。
登れて良かった。
その後、周辺に門謡V3など数本引き終了。
このエリアはHOLDが安定していないため、
Lineの変更が多々ある。
今回は珍しくプラスに動いた。

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