南海高野線と泉北高速線を直通する準急を見ると、日中の泉北車は7000系や7020系といった平成生まれの車両が多くなり、南海で言うところの1000系に相当する車両が次々にやって来る姿は「どっちが大手だか分からんなぁ〜」って思ってしまうことがあります。昭和の時代は南海に業務委託していた関係で車両も南海色が強かったのですが・・・
泉北高速線直通列車には6両編成以下は存在しませんが、泉北では運用の効率化を図るために2両固定車が在籍しており、これを使って難波方から4+2や6+2を組んだりしています。2両固定車は3000系と7000系・7020系にそれぞれ存在しますが、最初から2両固定として新造されたのは7020系の7571F(難波方から7571−7772)だけで、後は改造によって生まれたもので3000系は中間車(MMユニット)の先頭車化で、7000系はTc車の電装化でそれぞれ誕生しました。
3000系の改造車は前に何度か撮っていたのですが、7000系の改造車は1編成しか無いためなかなか撮る機会に恵まれず、GW中に南海のフリーチケットを使って高野線・南海本線・空港線に乗りに行った時にようやく撮ることが出来ました。
組み合わせは難波方から7507F(4両固定)+7551F(2両固定)で、7551Fの難波方先頭車(7551)は普段は中間に入ってしまいますがパンタグラフを2基搭載する前パン車です。和泉中央方先頭車(7752)はパンタ無しですが、面白いのはパンタのある方がTc車でパンタの無い方がMc車であることで、実際に乗ってみるとそのことがよくわかります。
撮影場所は中百舌鳥と天下茶屋ですが、7752側だけを狙うのではなく7507側からも狙ってみました。難波方の先頭車は6両固定車を除いて前面に幌が付いており、7507も例外ではありませんが、7000系は観音開きの幌カバーが付いているため見えないのが難点です。スッキリしているのは良いのですが、私の中では南海と泉北の通勤車は前面の幌と幌枠が見えてこそなので・・・
また、7000系と7020系は混用して使うことが出来ないので7551Fと7020系が組んだり7571Fと7000系が組んだりすることはありませんが、密着連結器や電気連結器はどう見ても同じ物にしか見えず、連結だけなら可能な感じがします。聞いた話では幌の高さが違うということですが、それなら7020系を新造する時に7000系に合わせれば良かったのではって思ってしまいます。混用出来る方が制約も少なくなるって私は感じているのですが・・・