近鉄と阪神の相互直通運転が始まってから今年で3周年を迎え、阪奈間を走る近鉄電車も比較的新しい車両が多くなったように感じていますが、阪神に直通しない列車では丸屋根車もまだ多く見られ、6両編成の列車では大阪方からVVVF車2両+丸屋根車等4両で組むのを基本にしています。たまにそうでない組み合わせも見られますが、2+4でオール丸屋根車(特にオール8000系)は滅多に見られなくなり、激レアになってしまいました。
大阪方から2+4の組み合わせで2両側がVVVF車の場合、阪神相直対応車が使われることもありますが、これを見ると「2コテは小回りが利くから色々使えていいよなぁ〜」って思ってしまいます。2両固定はMc車が大阪方であるため難波行だと前パン&幌付きが先頭に立ち、普通電車でも力強く感じますが、標準軌の路線で前パン&幌付きが見られるのは奈良・京都・橿原線系統だけです。(五位堂検修車庫への出入や試運転で大阪線を走ることはありますが・・・)
写真は額田付近で撮影した大阪方から2+4の難波行普通電車ですが、1枚目は1233系VE44(1244F)+8600系界磁位相制御車の組み合わせ、2枚目は9020系EE26(9026F)+8600系抵抗制御車の組み合わせです。この場所にやって来る日中の普通電車は1時間あたり3本ですが、難波行であっても相直対応の6両固定車や阪神車(1000系・9000系)の運用もあるので相直が始まる前に比べると撮るのは楽ではなくなりました。
VVVF車と抵抗制御車(界磁位相制御改造車等を含む)を連結し、更に幌までつないで運用に入れているのは近鉄ならではだなぁ〜って思ってしまいますが、近鉄一般車の幌はシリーズ21を除いてマルーン(内側はアイボリー)であるためインパクトがあり、「幌の色がマルーンなんてここと阪急位だよなぁ〜」って思ってしまうこともあります。ただ最近はシリーズ21以外でもグレーの幌に交換した車両が見られるようになり、2410系のク2517(前面)や2800系の妻面(一部)で確認したためマルーンの幌も今のうちに撮り溜めしておかないといけないなぁ〜って考えています。