近鉄大和八木駅とJR新宮駅を結ぶ奈良交通の八木新宮特急バスは片道166.9kmを約6時間半かけて走破し、高速道路を走らない路線バスでは日本最長の路線ですが停留所の数も非常に多いので「どんな路線バスもこれにはかなわないだろうな」って思ってしまうことがあり、見るだけで凄さを感じられます。一度は全線乗ってみたいって思うものの時間がなかなか取れず、八木からの午後の便だと新宮に着くのが夜になってしまうので諦めています・・・
八木新宮特急バスに使われる車両は貸切車に似た塗装の専用車で、日野のトップドア車が長年に渡り使われてきましたが昨日より新しい前中扉のノンステップ車がデビューし、八木13:45発の便から運用に入りました。新宮到着が20:19なので当日中に八木まで戻ることは出来ず今日の新宮5:53の便で戻ってきました。
この八木新宮特急バスの新車はデビュー目前の10月31日(土)と11月1日(日)の2日間、きんてつ鉄道まつりの五位堂会場で近鉄バスと共に展示され、クリアファイルやパンフレットの配布も行われていました。車内は非公開でしたが近付いて撮影したり見たりすることが可能だったので車内の様子もわかりました。
車体には沿線のマスコットキャラが多数入ったラッピングが施され、大和高田市のみくちゃんもありました。これだけ揃うと凄いって思ってしまいますが反対側にもあるので尚更です。
最後は後ろから見た姿です。外から見ると普通の路線バスと大して変わらないって思ってしまうものの座席は長距離向けにハイバックシート(?)を使っていたり格段にグレードアップしているって感じられます。今回は1台だけみたいですが20年以上活躍してきたトップドア車が消えるのは決定的なので先代の車は今のうちに撮影しておいた方が良さそうです。