近鉄ではかつて大阪上本町から鳥羽まで直通する快速急行が運行され、朝の列車(上本町6:15発の3621レ)には名古屋線所属の5200系列が充当されていましたが2013(平成25)年3月のダイヤ変更で列車自体は鳥羽まで運行されるもののダイヤ上は上本町〜宇治山田間の急行と宇治山田〜鳥羽間の普通に分けられ、名古屋線車両による上本町発鳥羽行きは見られなくなってしまいました。更に2014(平成26)年9月のダイヤ変更で車両が5200系列からL/C車に変更され、昨年3月のダイヤ変更で上本町の発車時刻が6:00(土休日は6:01)発に繰り上がったため特急待ち合わせが多い列車になってしまい、快速急行時代の上本町から鳥羽まで先着が嘘のようになってしまいました。それでも
どこぞの鉄道が来月21日に行う
大改悪に比べればずっとマシですが。
宇治山田行き急行と鳥羽行き普通に分けられた旧3621レは急行区間が621レ、普通区間が871レになり五十鈴川など鳥羽線内の駅では種別灯非点灯の姿を見ることが出来ますがトイレ付き車両を含む6両編成が普通電車で走るのは伊勢地区では非常に珍しく、撮影出来たら非常に嬉しくなります。鳥羽到着後の折り返しは830レ(土休日は930レ)で急行ですが鳥羽発の急行も今では数少なくなったため貴重であり、こちらも撮影出来れば嬉しいです。
621レ〜871レを撮影するには大阪からだと6603レ(難波6:05発賢島行き特急)で先回りする必要がありますがこの列車に始発から乗るには5:55頃には難波入りしていなくてはならず、特急券は事前に購入しておくかチケットレスサービスを使う方が良いです。私は大晦日から元日にかけての終夜運転の時に8421レ(上本町0:15発五十鈴川行き急行)で伊勢入りし、そのまま五十鈴川で871レを撮影するようにしていますが年1回だけのチャンスなので慎重に行うようにしています。
写真は871レに充当される1233系VC48+2800系AX13ですが五十鈴川では上本町行き特急との行き違いがあるため鳥羽方で待っていると1枚目のような姿しか撮影出来ず、朝熊か池の浦で狙う方が良いかなって思うこともあります。L/C車による列車なので車内を一新した2610系X27や名古屋線唯一の5800系であるDG12が充当されることもありますが特徴的な車両が多いので狙う楽しみがあり、どんな編成でも撮影して損は無いと思っているので機会があれば積極的に狙っていきたいです。