3月17日のダイヤ変更に向けて方向幕の更新等が進む近鉄大阪線ですが2250系塗装で注目の編成になっている5200系VX05も幕更新が完了し、「普通 大和朝倉」や「区間準急 大和朝倉」が入っているのが確認出来ました。これ等の表示は既に使われなくなっていた区間快速の表示を書き換える形で追加したため近鉄だけの列車種別だった区間快速急行の名残が幕から完全に消えることになり、一つの時代が終わったと感じられました。
大阪上本町の5番のりばで発車を待つ5200系VX05ほか6両編成の高安行き普通です。列車は14:00発の1481レですがこれに充当される5200系は早朝に明星車庫を出庫して8520レで上本町入りし、741レ〜5942レ〜6045レ〜6242レで上本町〜榛原間を2往復します。1481レ充当後は一旦高安車庫へ入り、夕方回送で出庫して1727レ〜4990レに充当され、最後は5242レに充当されて大和八木の4番のりばで滞泊しますが上本町入り後は青山越えを一切せず、急行への充当も1727レの1本だけなので勿体無いって感じてしまうこともありました。
幕更新と共に気になったのが運転台にある列車選別装置で、使われなくなった9番の「区快」の文字がテープで隠されたのかと思いきやそのまま残されており、「ここは手付かずか」って思ってしまいました。VX05は区間準急の運行が始まる前にATSと列車選別装置を更新したので13番は当初未使用で、後から「区準」のテープが貼られたのでその部分だけ文字が小さいです。
5200系は左上にあるタッチパネルで種別・行先の設定をしますが2610系や2800系にある箱形の設定器に比べると扱いやすいのではないかって思っており、終着駅到着前に車掌が操作しているのを見ると尚更そう思ってしまいます。
最後は今里で大阪方から撮影しました。この日の大阪方は2410系W22が連結されていましたがこちらの2両も幕更新は終わっており、6242レで上本町に到着する際に確認しました。ダイヤ変更後は当たり前になると見られる大和朝倉行きの区間準急ですが同駅発着の設定により榛原の5番のりばは列車が発着しない時間帯が発生することとなり、その時は閉鎖してホームに入れないようにするのかが気になります。