2008年6月14日の副都心線全線開業から10年以上が経ち、東急東横線・横浜高速みなとみらい線への直通や東武東上線直通列車の同線内急行運転など大きな変化がありましたが車両は10000系の投入と有楽町線で使われていた7000系の改造で確保し、7000系は多くが8両化されたため有楽町線を走る自社車両は10000系が主体になっています。その7000系には1974年の有楽町線池袋〜銀座一丁目間開業時から活躍する車両が含まれており、最古参ながら東横線・みなとみらい線直通にも活躍していますが最近新型車両17000系を投入することがわかり、7000系完全引退のカウントダウンが始まろうとしています。

(2018.9.16 和光市にて撮影)
有楽町線の各駅停車に充当される10000系第24編成です。8両編成の運行が無い有楽町線は自社車両の運用に10000系が充当されることが多く、7000系が来ると「珍しくなったな」って感じることもありますが個人的には10000系の方が当たりだと思っており、前面にゴールドの細帯が無い編成は特に気に入っています。

(2018.9.16 和光市にて撮影)
10000系は東京メトロ発足後に登場した最初の車両であり、営団から引き継いだ0X系シリーズのデザインを生かしつつ独自の仕様を取り入れていると思っていますがこの形式も登場から10年以上が経過しベテランの部類に入っており、東上線・西武線・東横線・みなとみらい線に直通して広範囲に活躍しています。3月16日からは東上線の直通区間が小川町まで延長され、10000系も土休日の1往復(下りは快速急行、上りはF急行)だけながら小川町へ顔を出すようになりましたが単線区間を走るメトロ車の10両編成は新鮮に感じられ、乗車することが出来たらラッキーです。