近鉄難波線と阪神なんば線の境界駅になる大阪難波は阪奈間の列車に加え名阪特急や阪伊特急などもやって来るので見ていて面白く、気分転換にもなりますが次々にやって来る列車を見ていると「近鉄で一番忙しい主要駅では」って思ってしまうこともあり、凄さを感じられます。阪神なんば線に直通する前は全ての列車が3番のりば(当時は降車専用)に到着した後に奥の引上線へ入り、改めて2番のりば(特急は1番のりば)に転線させていたのでより慌ただしく、日中でも遅延することがしばしばありましたがそれを上手く捌くところに「さすがプロ」って思ったこともありました。
大阪難波は2面3線の地下駅で、1番のりばと2番のりばは島式ホーム、3番のりばは片ホームになっていますが阪神なんば線直通前は一般列車は必ず2番のりばに入っていたので3番のりばから編成を撮影することが可能でした。1枚目は8810系FL13ほか8両編成(4+4)の奈良行き急行ですが、阪神直通前は快速急行でも4+4の8両編成が日常的に見られ、丸ボディの8000系列が種別灯を両側共点灯させて発車待ちしている姿は「乗りたい」って思わせてくれた程でした。
2枚目は9820系EH21の東花園行き普通電車です。この列車は難波始発ではなく阪神なんば線からの直通(尼崎発)ですが、1番のりばに入る列車と2番のりばに入る列車があるので上手くいくとこのような姿を撮影することが出来ます。
3枚目は3200系KL06の大和西大寺行き普通電車と12200系特急です。3200系は本来京都市交烏丸線直通列車に使う車両ですが、難波にも日常的に顔を出しており特急との並びも珍しいことではありません。また近鉄難波線の地下駅は上下線間に柱が無く、広く見えるのが特徴ですが烏丸線に入る3200系がここに来るとより格好良く見えます。
最後は21000系アーバンライナーplusの名阪特急と12400系4両編成の阪奈特急です。特急同士の並びが見られるようになったのも阪神直通効果ではないかと思っていますが、名阪と阪奈では距離が大きく異なり片や189.7kmのロングラン列車、もう一方は32.8kmの短距離列車なので「専用の車両を使用した座席指定の特急同士なのにえらい違いだな」って思ってしまうこともあります。日中の阪奈特急は土休日ダイヤのみの運行ですが、快速急行・急行が各3本ずつあるのに特急まで運行する所に「阪奈間は凄い」って思わせてくれます。