22000系のリニューアルとサニーカー等への喫煙ルーム設置で大きく変わりつつある近鉄特急ですが長年に渡り主力として活躍してきた12200系だけは喫煙ルーム設置、及び塗装変更の対象から外れており置き換えが決定的になったと言えます。まだ新車も入っておらず動きは全くありませんが現存する編成は全て内装を一新したフル更新車であり、中には座席を簡易リクライニングシートからバケットタイプのリクライニングシートに交換した車両もいるので置き換えの際はバケットタイプのシートをサニーカーに流用して同車の簡リクを淘汰してほしいです。
現在は名阪や阪伊といった長距離列車にも活躍し、まだまだ走れるぞって感じられる12200系ですが見ているとこれから置き換えが始まるとは思えず、「本当に22000系のリニューアルが完了するまでに置き換えられるのかな?」って思ってしまうこともあります。2両固定車は3編成だけなので直ぐに置き換え出来そうですが4両固定車は数が多いのでこれから新車を年間5編成投入したとしても無理そうであり、サニーカー等の塗装変更が終わった後も残ってそうな気がします。
現存する12200系の4両固定車で一番古いのはNS33ですが同編成はパンタグラフがひし形のままで12200系らしさが良く出ており、引退までこの姿を維持してほしいです。「12345」が含まれるNS45など他にもひし形パンタの編成はいますが4両単独時は勿論4+4の8両時にひし形パンタで揃っていると非常に格好良く見え、迫力もあるので撮影する気力が高まります。前は12400系でもオールひし形パンタの4+4が出来たのですが今はNN02を除いて下枠交差形に取り替えられてしまったので出来なくなってしまいました。
写真は俊徳道〜長瀬間を走る12200系NS33の阪伊乙特急ですが、列車は上本町地上のりば発の宇治山田行きで閑散期に見られる行先です。撮影したのは上本町11:50発の1105レでこの付近を通過するのは12時少し前ですがこの列車も多客期は鳥羽まで延長されるので私の中では鳥羽行きの印象が強く、宇治山田行きだと「何で鳥羽まで行かないんだ?」って思ってしまうこともあります。宇治山田で賢島行きに連絡するので直通列車と同じ特急料金で鳥羽や賢島へは行けますが・・・