ここ最近京都市交10系の行先表示がフルカラーLEDになったり車内にパッとビジョンが付いたり変化が出始めていますが先に更新工事を済ませた近鉄3200系に比べ見劣りしているって感じていたので良い方向に向かっていると言え、近鉄車も車内表示器の液晶ディスプレイ化(出来れば阪急や阪神5700系に使われているようなワイドタイプ)を行ってくれれば嬉しいです。10系は近鉄線内では竹田〜大和西大寺〜奈良間のみの走行ですが3200系は奈良・京都・橿原線系統の大半の区間を走り、生駒を越えて大阪難波へも顔を出すため運用範囲が広く、地下鉄乗り入れに対応する万能型車両って言った感じです。
3200系が生駒越え出来るのはそれを見越して初めから抑速制動を備えていたためですが他形式車との連結が出来ない6両固定車であるため阪奈間では普通電車に充当されることが多く、駅を通過する姿がなかなか見られないのが残念です。特に土休日は急行が終日8両編成になることと快速急行・区間準急の大半が阪神直通になるので普通電車での姿しか撮影出来ないのが現状です。
3200系は3220系と共通運用で使われているため両形式共に阪奈間で見られることもあればどちらか一方しか見られないこともあり、撮影はその日の運用次第ってことになりますがかつて3220系にペイント車(KL22・KL23、KYOTO&NARA仕様)がいた頃はそれを狙うのが楽しみの一つだったので3200系しか走っていないことが分かるとガッカリしたものでした。阪奈間は地下の難波線は勿論高架や急勾配が存在する奈良線にも良い撮影ポイントが多くあるので新旧様々な車両を記録するのに非常に良く、当たり外れもありますが楽しみも多いです。
写真は大阪上本町の地下ホームで撮影した3200系KL06の大阪難波行き普通ですが同駅の地下は10両分の長いホームに加え上下線間に柱が無いので6両編成程度なら楽に撮影出来、発着する車両も豊富なのでたっぷり楽しめます。3200系の普通は難波〜大和西大寺間での運行が多いですが旧国名に対応していない古い幕を使用している編成がまだいるので「普通 西大寺」を表示して走る姿が見られ、それを撮影するのも良いです。