近鉄橿原線の普通電車は4両編成が主体で、大和西大寺〜橿原神宮前間の線内完結列車のほか京都線・天理線直通列車もありますが京都線直通は最長で京都駅まで行くため急行と同じ片道58.4kmを走破し、普通電車としては比較的長い距離を走る列車になっています。しかし片道58.4kmある区間を各駅に停車する列車で通し利用したいとは思えず、京橿間移動は急行か特急のどちらかになってしまうため直通運転の価値は少なく、大和西大寺を跨いだ短距離移動の際に使える程度だと感じています。

(2020.10.26 橿原神宮前付近にて撮影)
橿原線の普通電車は様々な形式が充当されるので見ていて面白く、2+2の重連やワンマン対応の1021系・1031系も見られるので撮影する楽しみがありますがワンマン車は前照灯をLEDライト化したVL34やシングルアームパンタ化したVL32もいるので趣味的にも面白く、狙う気分を高めてくれます。橿原線はワンマン運転を行っていないので車掌が乗務しますがVVVF車の4両編成は近代的に感じられ、当たったらラッキーと言えます。

(2020.10.26 橿原神宮前付近にて撮影)
1021系と1031系の違いは台車や補助電源装置程度ですが私はボルスタレス台車を履く編成の方が新しく見えるので気に入っており、本来の活躍の場である生駒線でも1031系が来たらラッキーって思えます。ただ台車はどちらも空気バネなので乗り心地については大差無く、普通電車はそこそこのスピードしか出さないのでボルスタ付きもボルスタレスもあまり関係無いって感じです。