夜明け前から夜明けにかけてのJR京都線は貨物列車の通過も多く、EF210牽引列車を中心にEF66やEF510牽引列車も見ることが出来ますが北陸方面からやって来る列車はEF81が撤退してEF510のみになり、東海道本線をひたすら走る列車もEF210ばかりなので「国鉄時代からの機関車も終わりが近付いているんだなぁ」って感じることもあります。EF66は0番台最後の稼動機であるニーナこと27号機を除くと100番台2次車しか残っておらず、丸目で裾に青い帯が無い100番台1次車は既に引退しているので「あれだけいた66が珍しい存在になってしまった・・・」って思ってしまい、見る度に貴重さを感じます。

(2021.6.17 高槻にて撮影)
JR京都線区間を含む東海道本線では全てのコンテナが福山通運で統一された福山レールエクスプレスが運行されており、佐川急便のスーパーレールカーゴと並んで見所がある貨物列車だと思っていますが福山通運の列車は機関車牽引による一般的なコンテナ貨物であり、牽引機は日によって変わるのでより狙う楽しみがあります。押太郎ことEF210の300番台も充当され、早朝から力強さを見せてくれますが後押し機関車の印象もある300番台がこうして福山通運の列車の先頭に立つところを見ると「こいつは後押しだけじゃないんだな」って思え、素晴らしさを感じます。

(2021.6.17 高槻にて撮影)
コキ100系列にズラッと積まれた黄緑のコンテナは何度見ても圧巻で、普通のコンテナ列車に比べ特別感を感じられますが残念なのは牽引機にヘッドマークが付いていないことで、かつてのスーパーレールカーゴみたいに専用のマークがあったら福山通運の列車であることが分かりやすいのに勿体無いって思ってしまいます。最も今はスーパーレールカーゴもステッカーで対応しているので一部の専用列車のためにヘッドマークを用意するということは考えられず、普通のコンテナ列車と変わらない姿での牽引がずっと続くことになりそうです。