「「Classic 8000」として活躍する阪急8000系8002F」
阪急電鉄・能勢電鉄
阪急電鉄では8000系がデビュー30周年を迎えた際、トップナンバーである8000Fを昔の姿に復元し、ヘッドマークも取り付けて神戸線系統で運行していましたがこの復刻仕様は好評でその後宝塚線系統の8004Fと京都線系統の8300系8300Fも同仕様となりました。神戸線系統の8000Fは2020年11月末で検査及びリニューアルのため終了し、8002Fが後を引き継ぎましたが終了数日前に踏切事故に遭い損傷したため修理とリニューアルを同時に施工することとなり、今年6月末に工事を終えてアルナ車両を出場し7月に入ってから京都本線の正雀〜桂間で試運転を行い同月中に営業運転に復帰しました。

(2021.7.31 神崎川〜十三間にて撮影)
「Classic 8000」はクーラーキセがカマボコ型に交換されていない編成を選んでいますが8002Fは機器更新が行われているため起動・停止時の音が変わっており、見事に新と旧が混在しています。次の検査入場まで走ることになっていますがその時は8000Fのようにリニューアルされることは間違いなく、現代に見合った車両に生まれ変わることを期待したいです。

(2021.7.31 王子公園にて撮影)
8002Fは登場時から神戸方の2両(C#8102・C#8502)がセミクロスシート車で、9300系が登場するまで3扉のVVVF車では唯一のクロスシート車でしたが元々ロングシート車で設計した車両にクロスシートを設置しているため窓割りと座席の位置が合っておらず、中途半端な感じがします。リニューアルの際にロングシート化されることも考えられますが近距離利用時に使いにくいと感じることが多いためそれは大歓迎で、通路の幅も広くなるためメリットがあると思っています。