一昨日(11月30日)の話になるのですが伊勢志摩方面へ行くため早朝に上本町入りすると地上改札でクラブツーリズムの団体客が8番のりばへ向かっていくのを目撃し、「今日はかぎろひの運転日か」って思い私も8番のりば方面に向かうとやはり15400系「かぎろひ」が停車しており、「やっぱり・・・」って思ってしまいました。「かぎろひ」は2両編成で運用に入ることが多くこの日もそうでしたが大阪上本町の長いホームに2両のミニ編成が停車している姿は余裕を感じられ、堂々としているようにも感じます。

(2019.11.30撮影)
「かぎろひ」の貸切列車は7:04発で、この日はPN51が充当されましたが弥刀で後続の急行(7:10発の721レ)を待避するためその急行に乗ると上本町で撮影した後に先回りしてもう一回撮影することが可能で、私も以前同じスジで運行した時にそれをしました。この貸切列車は近鉄アプリの列車走行位置にも反映され、詳細を見ると「特急 貸切 2両編成」と表示されますが「かぎろひ」は特急ではなくクラブツーリズム専用の団体用車両で、グレードは高いものの特急扱いにはなりません。

(2019.11.30撮影)
「かぎろひ」による上本町7:04発の列車は6705レで、伊勢方面への貸切でしたが客扱いは伊勢市までで一旦宇治山田まで回送した後に明星車庫へ入庫したと見られ、鳥羽には来ませんでした。車両の向きは大阪方がMcの正しい仕様でしたが団体用車両は大阪線〜名古屋線を直通する際に中川短絡線を経由せず伊勢中川で進行方向を変えることがあり、逆向きで大阪線を走ることもあるので見所があります。

(2019.11.30撮影)
最後はロゴマークと車番です。「かぎろひ」は側面の行先表示にも愛称を表示しますが固定表示なので回送の時もそのままで、営業列車との区別が付きにくいです。同車は12200系の引退後も引き続き団体用車両として活躍すると見られますが所々補修の跡が見られるので気になっており、特急車でないとは言え補修跡が多いと印象が悪くなるので次の定期検査の時は徹底的に直して頂きたいです。