快速みえが走る名古屋〜鳥羽間は近鉄と競合し、伊勢市付近では五十鈴川からの近鉄名古屋行き急行(6両編成)が通過した直後に鳥羽からの名古屋行き快速みえ(2両編成)が通過するシーンも見られますがこれを見る度に「名伊間は近鉄の方が有利だな」って思ってしまい、週末フリーパスでの利用もあって私は近鉄一択になってしまいます。松阪・伊勢市付近のローカル列車はキハ25の2両編成が多いですが数年前はキハ11が主体だったので輸送力アップしており、軽快気動車の単行を大幅に減らして大きい車体の2両編成を基本にしたのは何か意味があるのかって感じることもありました。
伊勢地区のキハ25は全てロングシート車で、寒冷地仕様の1000・1100番台車と暖地仕様の1500・1600番台車がいますがどちらも1両単位での連結は行わず編成単位での連結になるため偶数の編成しか組むことがなく、先頭車同士の連結は見られるものの前面と妻面が向かい合う姿は見られません。寒冷地仕様と暖地仕様が連結することはありますが見た目がそれ程変わらないので近鉄の凹凸に比べると趣味的な面白さは無く、それが残念なところです。
キハ25は他の気動車との連結も出来ず、長い編成を組む時も必ず同形同士の組み合わせになりますが2両での姿を見ることが多いせいか2+2の4両を見た時に「珍しく連結してるな」って思ってしまうことがあり、回送列車でも撮影出来たらラッキーだと言えます。先頭車同士の連結部も幌でつなぐので車内での通り抜けは可能ですがJR東海では気動車、電車共に貫通形で幌と幌枠を備えているのが当たり前なのでどの車両に乗っても端から端まで移動出来、それが有難いです。
写真は松阪〜六軒間を走るキハ25の4両編成ですが営業列車ではなく亀山方面への回送で、乗客はいないものの堂々と走っているように感じられました。この場所はJRと近鉄の両方が撮影出来るので楽しみが多く、JRの方は快速みえや亀山発着の普通列車のほか特急南紀や名松線の列車も通過するので記録には持ってこいですが近鉄と違って単線なので本数が少なく、近鉄メインで狙う方が多く記録出来ます。