近鉄1400系・東武10000系と界磁チョッパ制御の車両を連続して取り上げた当ブログですが、界磁チョッパならこの形式も忘れてはいけないって思い今日は西武2000系を取り上げようと思います。
2000系は新宿線で活躍している初期タイプ(旧2000系)と新宿線・池袋線の両方で活躍している新2000系と呼ばれるタイプの2種類があり、見た目は異なるものの性能は同じなので連結は可能であり、両タイプが走っている新宿線で日常的に見ることが出来ます。10両編成で新2000系+旧2000系+新2000系の4+2+4というのも見たことがありますが、これについては「凄い組み合わせだなぁ〜」って思ってしまいました。
池袋線では8両固定と増結用の2両固定を使い、主に池袋〜飯能間(豊島線・狭山線直通を含む)で快速急行から各停まで幅広く使われていますが、10両編成の場合は飯能方から2+8の組み合わせになり、パンタグラフを2基搭載するクモハ2401形が先頭に立ってくれます。しかもひし形パンタなので下枠交差形に比べ、より迫力があるように感じます。
西武の20m級4扉車の主力として活躍する2000系も初期タイプは全編成がリニューアルを終え、新2000系にもリニューアルした編成が現れていますが、元々戸袋窓の無かった初期タイプは外観上の大きな変化は見られないものの新2000系では特徴の1つだった戸袋窓が埋められてしまい、大きく変わってしまったように感じます。
写真は池袋線の秋津で撮影した新2000系8両固定ですが、1枚目はパンタグラフが減らされた編成(1編成あたり3基)、2枚目はパンタグラフが減らされていない編成(1編成あたり6基)です。撮影当時は30000系はまだ登場しておらず、新しい社紋も決まってなかった頃なので乗務員室直後には何も貼ってありません。
写真の編成は種別・行先表示がLED化されていますが、元々は字幕でローマ字無しの物が使われていました。現在は幕のままで残っている編成もローマ字入りになり、西武オリジナルの快速急行表示も紫色に変わり普通表示も姿を消してしまいました(各停に変更)。また池袋線の新2000系には1編成だけVVVF車を含む編成(2097F)がありますが、西武の固定編成で界磁チョッパとVVVFが混在しているのはこの編成だけです。