山陽電鉄の車両による阪急線乗り入れは1998年2月14日までは六甲まで、それ以降は神戸三宮までですが六甲まで直通していた頃は折り返しの関係で御影手前の待避線まで入線し、御影駅でも山陽車の姿を見ることが出来ました。六甲直通時代は特急が主体でしたが現在は普通車が大半で、優等列車は土休日ダイヤの朝に東二見発神戸三宮行きのS特急が1本運行されるだけになってしまいました。

(2018.1.1 高速神戸にて撮影)
阪急神戸三宮行き普通に充当される3050系クハ3635以下4両編成です。阪急線内の走行距離が短いため高速神戸での乗務員交替は無く、山陽の乗務員が阪急三宮まで担当しますがこれも六甲直通時代から続く伝統であり、全国的にも珍しい(?)乗務員ごと他社線に乗り入れる方式を50年以上に渡って採用し続けています。

(2018.1.1 高速神戸にて撮影)
3050系クハ3635以下4両の編成(3060F)は大掛かりなリニューアルを受けており、外観では黒い窓サッシが特徴ですが6000系4両固定車の登場で3052Fが引退し、今後はリニューアルせずに置き換えていくことが決定的になってしまった気がします。3050系には鋼製車のほかにアルミ車もおり、雰囲気が大きく異なるのでバリエーション豊富なうちに撮影しておくことをお勧めします。

(2018.1.1 高速神戸にて撮影)
最後は前面の種別・行先表示のアップです。山陽の車両は阪急・阪神双方の神戸三宮に顔を出すので誤乗防止のため「阪急三宮」「阪神三宮」の2種類の表示を用意していますが最近は「阪急神戸三宮」「阪神神戸三宮」に交換された編成も現れており、4文字でもキツイって感じている小さな表示器に6文字は強引だって感じています。それでも神戸電鉄の古い車両に見られる「ウッディタウン中央」よりはマシですが・・・