阪神本線の尼崎〜神戸三宮間は山陽電鉄線方面へ直通する列車(直通特急・特急)と近鉄線方面へ直通する列車(快速急行)の両方が走る関係で阪神車のほか山陽車と近鉄車も走り、上手くいくと山陽車と近鉄車の並びを撮影することが出来ますが山陽5000系(または6000系)と近鉄車の並びは何度見ても違和感があり、20m級4扉車の近鉄車は阪神線内では特別な感じもします。山陽もかなり昔になりますが20m級4扉車を走らせていたことがあり、標準軌仕様の63形ということもあって今写真で見ても凄いって思ってしまいます。

(2019.2.16 深江〜芦屋間にて撮影)
阪神梅田行きの直通特急に充当される5000系5012Fです。山陽車は運行開始から長らく5000系・5030系だけが充当されてきましたが6000系登場後は同系も3+3で充当されるようになり、5000系にもリニューアル車が現れたのでより面白くなりました。

(2019.2.16 芦屋にて撮影)
直通特急は日中毎時4本運行され、山陽電鉄線内では15分間隔になりますが種別表示が黄色の列車は神戸三宮〜板宿間が各駅停車になり、神戸高速線内では駅を1つも通過しません。このため阪神〜山陽間を跨いで乗車する時に黄色が来るとハズレって思うこともありますが山陽車だとその思いが消えることがあり、転クロでのんびり移動を楽しめるって思えるので前向きになれます。

(2019.3.9 杭瀬にて撮影)
最後は「Meet Colors! 台湾」のラッピングを施した5010Fです。今は阪神車にも台湾のラッピング車がいますがそれが登場するまではこの編成が阪神線を走る唯一の台湾ラッピング車だったので宣伝効果は高く、カラフルなので目立つ存在でした。近鉄車との並びも見られましたがそれも見所の一つで、大軌デボ1形塗装の5800系DH02との並びは一度見てみたかった組み合わせでした。