最近、東京メトロや東武鉄道の発車メロディーを聴きながら本を読んだりすることを日課としている私ですが、発車メロディーというと京都市交の東西線で採用されている和風なメロディーも忘れられません。特に御陵駅は4種類のメロディーが聴けるため和のメロディーを聴きたい方にはオススメです。
京都市交の発車メロディーは東西線だけで烏丸線には導入されていないのですが、近鉄と相互直通運転している烏丸線こそ導入してほしいって私は思っており、ホームドアで車両の姿が見えない東西線より似合うのではないかって感じています。特に和のメロディーと近鉄車という組み合わせは面白そうです。
烏丸線は開業当初から10系が使われていますが、製造時期が長かったこともあって初期車と後期車ではスタイルが多少異なっており、一番わかりやすいのは前面で初期車は非常扉に窓が無く、額縁スタイルになっているのに対し後期車は非常扉に窓が設置され、額縁スタイルも止めています。並ぶとその違いが良くわかりますが、全編成がチョッパ制御でVVVFインバータ制御の編成は1本もありません。乗り入れて来る近鉄車はVVVF車なのですが・・・
近鉄は3200系に更新工事を施し、内装の一新と車内表示器の取り付けを行ってグレードアップしていますが、京都市交は10系への更新工事をまだ行っていないため近鉄線内で10系に乗ると3200系に比べて見劣りしているように感じることがあり、特に奈良直通の急行だと尚更です。いずれは更新か新車に置き換えられるかのどちらかを選択することになると思いますが、それまでの繋ぎで車内表示器の取り付けはやってほしいです。
写真は烏丸線で唯一走行&編成が撮れる竹田で撮影した10系の初期車ですが、1枚目は奈良行の急行で2枚目は始発の国際会館行です。10系は最初から標識灯を備えており、急行では近鉄車同様に右側のみ点灯させていますが、直通の急行が設定される前は点灯させている姿を見たことが無く、実際に使っていたのかが気になります。回送や試運転で使っていた可能性はありますが・・・
10系の顔を見ると、東京メトロ半蔵門線の8000系を思い出してしまうことがあるのですが、同時期の登場ということもあって意識していた所もあるのかも知れません。どちらも当初は各駅停車のみの充当からスタートし、現在は優等列車に使われるまでに成長しました。ただ自社(自局)線内は種別に関係無く各駅に停車しますが・・・