私が久し振りに近鉄電車の撮影に行った2日後、近畿圏において2つの鉄道事業者に大きな変化があり一つは大阪モノレールが名実共に「モノレール」になったこと、もう一つは北神急行線が神戸市営地下鉄化され、地下鉄北神線になったことですが特に後者は谷上〜三宮間の大幅な運賃値下げにもつながり、利便性の向上にもつながりました。今回は大阪モノレールの方を取り上げますが名実共に「モノレール」になったというのは社名を大阪モノレール株式会社と改めたためで、同時に女性駅係員の制服も一新されました。

(2018.11.3 摂津〜南摂津間にて撮影)
大阪モノレールは1990年6月1日に千里中央〜南茨木間が開業したのが始まりで、開業30周年を機に社名を大阪高速鉄道から大阪モノレールに改めましたが元々通称だった大阪モノレールの方が一般的には良く知られており、社名変更を初めて知った時も「そう言えば大阪高速鉄道だったな」って思った程でした。写真の2000形は21世紀に入った2001年に最初の編成が登場し、2117編成は2007年に登場しましたがこの編成のみ帯の色が他の編成と異なり、特徴の一つになっています。

(2018.11.3 南摂津〜大日間にて撮影)
2000形を始め大阪モノレールの車両はラッピングしている編成も多く、写真の2116編成はガンバ大阪のラッピング車になっていましたが1000形を含めると阪急や京急といった大手私鉄のものも存在し、前者はマルーン、後者は赤と白のツートンと自社車両の塗装を生かしたラッピングにしているのが特徴です。大阪モノレールは大阪府道2号中央環状線など道路の上を通っている所が多く、走行中の姿を見る機会も多いですが南摂津〜大日間では淀川を渡るためそこも見所の一つであり、この付近でモノレールを撮影するのも良いです。