JR東西線への乗り入れ開始当初は207系と運用が別れていた321系ですが学研都市線における分割・併合が廃止されてからは共通運用になり、おおさか東線を走る直通快速にも充当されています。新規開業区間(新大阪〜放出間)にも既に試運転で入線しており、後は開業を待つだけですが直通快速は全線開通後も1日4往復のままで、おおさか東線を走る姿を見るのは相変わらず難しいです。

(2018.3.15 塚本にて撮影)
現在の321系は普通電車のほか先に書いた直通快速や快速・区間快速にも充当され、速達列車でも活躍していますが登場時は本線の普通運用がメインであったためか今でも「この形式は普通電車がお似合いだよなぁ」って思ってしまうことがあり、「快速」と付く列車に充当されているのを見ると207系の代走って思うこともあります。1枚目は本線の上り普通に充当される321系D20(クモハ321-20ほか)ですが現在の種別表示は路線記号が入っており、登場時とは雰囲気がやや異なります。

(2018.3.2 大阪にて撮影)
321系は初期に造られた9編成(D1〜D9)のみ当初はクモハ321とモハ321のパンタグラフが1基しか無く、JR東西線に入ることが出来ませんでしたが後に2基化されて入線可能になり、見た目も他の321系と変わらなくなりました。2枚目はその初期新造車であるD7(クモハ321-7ほか)ですが本線では普通電車で見ることが多いこの形式も時間をかけてじっくり見ていくと趣味的な面白さがあり、目立つ部分ではD1〜D16までの編成に見られるクモハ320とモハ320、及びサハ321のパンタグラフ台座があります。車体をクモハ321及びモハ321と共通としたために設置されてしまったと見られますがD17以降は廃止されたので見た目が多少は良くなり、撮影していてもパンタ台座が無い編成が来ると当たりって思えます。