少し前の話になりますが守口・門真・寝屋川界隈を徒歩移動していた時に薄緑色に塗られた路面電車の廃車体を発見し、「何だこれは!」って思ってカメラを向けました。その時は一眼レフを持参していなかったのでスマホを使用しましたが帰って調べてみたらこの廃車体は大阪市電2601形であることがわかり、「何でこんな所に」って思い後日一眼レフを持って改めて撮影に行きました。

(2020.9.28撮影)
薄緑色に塗装された大阪市電2601形の廃車体は2665だった車両で、窓は前面も含めて金網で覆われていますが前照灯は残っており尾灯も片側だけではあるものの残っています。前扉は窓が鉄板で塞がれ、脇には消化器が設置されていますがケースが車体に取り付けられているため保存目的でないことがわかります。

(2020.9.28撮影)
真横から見える位置に移動してもう1枚撮影しました。中扉にはシャッターが取り付けられ出入りはここから行うようです。

(2020.9.28撮影)
反対側の前面は物置が置かれていたため見えにくく、「もう少し離して置いてくれたら良いのに」って思ってしまいましたが「保存」ではなく「再利用」であるため隠れても問題無いって判断されてしまい、こうなってしまったようです。こちら側も前照灯は残っていますが窓は塗り潰されているだけで金網は無く、物置が金網代わりになっているようです。

(2020.9.28撮影)
廃車体の近くには守口市のコミュニティバス「愛のみのり号」のバス停があり、上手くいけば廃車体とバスの組み合わせも撮影出来ます。ちなみに「愛のみのり号」に使われるバスはトヨタのハイエースで、乗車定員は9名となっており無料で利用出来ますが定員に達していると利用することが出来ず、使いたい時は気を付けないといけません。

(2020.9.28撮影)
最後は裏に移動して撮影しました。しかし小さな川が流れているため橋を渡って大回りする必要があり、更に木もあるため撮影しにくく狙うのは苦労しました。裏側は金網が設置されておらず、バス窓もハッキリとわかりますが屋根の足が車体に直接取り付けられているためこちら側から見ても「再利用」であることがわかり、「保存」とは異なることを強く実感しました。