京成3700形の帯色違いとも言える北総7300形は自社発注車が2編成と京成からのリース車が2編成の計4編成がおり、京成からのリース車は7800番台を名乗っていますが最初にリースされた7808編成(元京成3808編成)は単純に千の位の数字を3から7に変えただけなのに対し後からリースされた7818編成(元京成3748編成)は全面的な改番を実施しており、正式な譲渡ではないもののそれに近い扱いになっている気がします。いずれ正式に譲渡されるのではって思っていますが7808編成がリースされてから10年以上経っているのに未だにリースのままであることを考えると正式譲渡されずに終わる可能性もありそうです。
京成3700形のリースは長らく北総だけでしたが最近になって3738編成が千葉ニュータウン鉄道に行くことになり、宗吾車両基地で帯の張り替え等が行われています。車番は9800番台になっていましたが側面の社名プレートは「北総鉄道」になっており、引退する9000形や今後も活躍する9100形と同仕様だったので北総車の一員になったとも言えます。
京成3700形の千葉ニュータウン鉄道へのリースは予想外だったので驚きましたが更なる兄弟車の登場で趣味的には面白くなりそうで、7300形共々注目していきたいと思っています。北総車と千葉ニュータウン鉄道車は共通運用で使われており、日中は印旛日本医大〜羽田空港間の普通車(京急線内は快特)が主な活躍舞台になっていますが高砂〜青砥〜押上〜泉岳寺〜羽田空港間は本家の京成3700形も走っているので全タイプ狙うのも良く、駅構内での撮影は勿論駅間での撮影も楽しくなりそうです。
京成3700形は新造時期により仕様に違いがありますが7300形も自社発注車と京成リース車で仕様に違いが見られ、リース車の方が新しいため実際に乗れると自社発注車より得した気分になれます。現在は全編成種別・行先表示がフルカラーLEDになり、前面にスカートも取り付けられているため見た目の差は殆ど無くなりましたが以前は自社発注車のみスカートが取り付けられておらず、京成3700形のスカート付きに見慣れていたため格差を感じていました。一時期スカート無しで種別・行先表示が3色LEDだったこともありましたが初めからスカートを備える7808編成との差は大きく、ダサい車両になってしまった感がありました。
※写真はエアポート急行に充当される7808編成です(品川)