阪堺電車の601形と701形は在籍全車両に広告ラッピングが施されており、標準塗装がどんなものだったのか忘れてしまう程ですがそのラッピングも複数の車両に施されているものもあれば1両しか施されていないものもあり、1両しか無いものはレア度が高いので撮影出来たらラッキーです。路面電車の全面ラッピングは何処でも見られるので珍しい存在ではないものの阪堺電車の場合は在籍車両の過半数がラッピング車なので凄さが感じられ、「ここまでやるか」って感じることもあります。
在籍全車両がラッピング車というのは路面電車でない普通の鉄道路線でも伊賀鉄道で見ることが出来ますが1編成(または1両)ごとに異なるデザインだと全て撮影するのは大変で、お気に入りのものがあると尚更そう感じられます。阪堺でも1両に複数の広告がある車両がおり、初めて見た時は「何だこれは!広告の連合体か!」って思ってしまった程ですが1社だけのラッピングに見慣れていると細かく複数の広告が入ったラッピングは凄さを感じられ、広告主もよくやるなぁって思ってしまいます。
複数の広告が入ったラッピングを施している阪堺電車はモ601で、広告主は「未来へつなごう!堺チン電の会」という所ですが堺の路面電車を活性化(?)させる会を多くの企業等が応援していることに私は「堺市内の阪堺電車は維持していかないといけないな」って思ってしまい、昭和の雰囲気が残る浜寺駅前電停もそのまま残してほしいです。現在浜寺駅前に発着する電車は日中だと毎時5本だけで、待たずに乗れる路面電車とは言いにくい状況ですが1001形「堺トラム」も発着するので昭和の雰囲気と最新型の組み合わせを撮影することも出来、それ狙いで浜寺まで行くのも良いです。
写真は東天下茶屋〜北畠間を走るモ601ですが堺の会が広告主のラッピング車なので次は堺市内で撮影したいと思い、浜寺付近を含めて良い撮影ポイントを探そうと考えています。大阪市内も北畠付近のように併用軌道と専用軌道の両方が撮影出来る場所があったり良いポイントが多く、しかも上町線は電車の本数も多いので少ない待ち時間でたっぷり楽しむことが出来ますが同じラッピング車ばかり何度狙うのも良く、納得いくまで続けるのも一つの手です。