阪急茨木市駅から鳥飼方面へ向かう近鉄バスの八防系統は多くが20番の南摂津駅行きで、平日は日中にJR茨木駅まで行く21番や朝に2本だけ運行される18番の鳥飼五久行きもありますが途中に非常に狭い区間があるにもかかわらず全便大型車(中型ロング車を含む)で運行され、当該区間(島付近)を抜ける時はヒヤッとすることもあります。また鳥飼五久〜鐘化前間は南摂津駅方面と茨木市駅方面で経路が異なり、一部の便を除いて南摂津駅を跨いでの乗車が可能になっていますがこれにより茨木市駅行きしか停車しない新在家口・鳥飼八防・西鳥飼・下鳥飼の各停留所に茨木市駅からの便で行くことが出来、利便性を考えているなって感じました。

(2021.11.29 阪急茨木市駅にて撮影)
20番南摂津駅行きに充当される白色LEDのいすゞエルガです。2020年導入の5001(大阪200か4915)ですが鳥飼営業所にいる白色LEDのエルガは5001〜5004と5201の5台で、5201は2022年導入の新車であるため5000番台と同仕様であってもこれが来たら当たりだと思えます。

(2021.11.29 阪急茨木市駅にて撮影)
鳥飼所属の白色LEDエルガは全車10m級の車なので八防系統のほか花園・東和苑系統や平田循環にも充当され、幅広い活躍を見せていますが鳥飼管内の路線は全線220円均一なので使いやすく、特に平田循環の場合はJR茨木東口→阪急茨木南口→桑田町→北摂つばさ高校前→水尾三丁目→南新町といった大回り乗車も可能なので新型に長い時間乗車するのには持ってこいです。八防系統も非常に狭い区間を通ったり変化が多いので楽しみが多いですが新幹線の鳥飼基地へのアクセス路線にもなっているのでそれを知っていれば新幹線車両を見に行くという楽しみも加わり、より面白さが増します。ただ鳥飼基地に留置されている新幹線は中央環状線側の方が見やすく、基地の最寄停留所になる鳥飼八町から中央環状線へはかなりの距離があるため徒歩での移動は大変で、「近鉄バスで新幹線を見に行くのは楽ではないな」って思ったこともあります。