布施や河内小阪の駅前に発着する近鉄バスを見ると「電車もいいけどこっちも面白いな」って思うことがあり、小型車から大型車まで見ることが出来るので撮影も楽しいです。河内小阪には近鉄バスの本社があるので時々東大阪から遠い営業所の車が停まっていることがありますがそういうのも趣味的な楽しみを増やしてくれるので良いです。
布施駅前は近鉄バスのほか大阪市営バスも発着していますが停留所の位置が異なり、市バスはイオン布施駅前店(旧布施駅前サティ、当初は布施ビブレ)に近い北口に発着するため普段はロータリー内で近鉄バスと市バスの並びを見ることはありません。布施駅前に発着する近鉄バスは全て布施営業所の管轄で、写真の1803号車(大阪200か2467)は同営業所が担当するあべのハルカス循環バス(1乗車100円)に専用車の代走という形で充てられたことがあります。
布施駅前を始発とする近鉄バスは平野駅前行き(40番)と放出駅前行き(93番)の2系統が中心で、他に土曜日の朝に6:37発の樟蔭東前行き(54番)がありますが40番・93番共に本数は毎時1〜2本程度と少なく、使いにくいダイヤになっています。写真は40番に充当される1355号車(大阪200か3547)ですがこの車両は元はあべのハルカス循環バスのために投入したもので、ハルカス循環の大型車投入により専用車の任を解かれ一般路線用になったものです。
放出駅前行きの93番は道幅が狭い区間があるため小型車が充てられ、コミュニティーバスのような感がありますが一般路線であるため運賃は1乗車200円です。写真は93番に充当される0309号車(大阪200か1183)ですが小型車での路線は他に河内小阪と徳庵を結ぶ21番があり、かつては93番と同じく布施営業所が担当していましたが今は稲田営業所が担当しています。
ロータリーで待機する1355号車です。ハルカス循環バスに使われていた頃は運賃が100円均一だったので中扉付近に整理券発行機やカードリーダーが設置されていませんでしたが整理券方式が当たり前の近鉄バスでは異例の仕様だったと思っており、見た目は一般路線車でも特別な感じがしました。今は正真正銘の一般路線車ですが・・・
最後はロータリーでの1355号車と1803号車です。発着する本数が少ないので2台いれば十分って感じですがここから布施営業所へ行く路線は無く全て回送で出入しており、営業所の前は路線が全く無い状態になっています。かつては稲田営業所も路線バスで行けない営業所でしたが現在は土曜日のみ梅田〜稲田車庫間を1往復しており、免許維持路線という形で存在しています。ただ31日(金)をもって運行休止になることが決まっているため25日(土)が最終運行日となり、再び路線バスで行けない営業所になると共に梅田で近鉄バスを見ることも出来なくなります。