現在の今津線は今津〜西宮北口間の南線と西宮北口〜宝塚間の北線に二分され、西宮北口を跨いでの直通は出来なくなっていますが北線は6両編成が主体なのに対し南線は3両編成で、輸送力の差が大きいです。6両編成主体の北線は5000系が主力で、他の形式を見たら珍しいって感じることもありますが元2200系の先頭車だったTc7090とTc7190を含む7005F+7090Fがいるので見所があり、それが走っているのを確認したら狙うのも良いです。

(2019.7.13 宝塚南口にて撮影)
今津(北)線を走る5000系5008Fの普通西宮北口行きです。この編成は5000系で2番目にリニューアルを受け、前面の車番が左側に移動した最初の編成でもありますが神戸本線で活躍していた頃はT5588とT5589を組み込んだ8両編成で、現在もそうですが簡易中間車化改造を受けた元先頭車(To5558・Mo5529)が組み込まれているのが特徴でした。

(2019.7.13 宝塚南口にて撮影)
今津(北)線の電車は西宮北口〜宝塚間の線内運転が基本であり、車両の表示も「西宮北口-宝塚」でほぼ固定されていますが「西宮北口」や「宝塚」の単独表示も入っており、「西宮北口」は到着後入庫する電車に使っても良いのではって思うことがあります。写真の5012Fは簡易中間車化改造車を含まない綺麗な編成ですがT5562とM5533は元先頭車で、乗務員室を完全に撤去して本来の中間車と同じ仕様にしているためわかりにくいです。
※最後になりますが今津(北)線は9月2日に開通100周年を迎え、5000系5006Fと7000系7005F+7090Fに記念のヘッドマークを取り付けています。デザインは前後で異なりますが5000系、7000系共に同じ物です。