1971年に阪急初の量産冷房車として誕生した5100系は能勢電鉄への譲渡や廃車解体により数を大きく減らしているものの宝塚本線と箕面線で活躍を続けており、今年遂に誕生50周年を迎えました。阪急ではそれを記念して宝塚本線で活躍する5100Fにヘッドマークの取り付けと旧社紋の復元を行い、「Classic 8000」に次ぐ復刻仕様車となりましたが本線に2編成も復刻仕様車が走るというのは異例(?)で、狙う楽しみが増えたと感じています。

(2021.7.27 石橋阪大前にて撮影)
復刻仕様の5100Fは27日(火)より運行を開始し、初日から早速急行運用に入っていましたが同線の急行は主力種別であり、終日に渡って大阪梅田〜宝塚間を通し運行する唯一の種別でもあるためこれに充当されたのは嬉しいことで、「やはり5100系にはこれが似合うな」って思ってしまいました。現在は見ることが出来ませんが1982年から開始された10両編成も5100系の急行が最初で、マルーン単色の長編成は見応えがありました。

(2021.7.27 石橋阪大前にて撮影)
5100Fに取り付けられたヘッドマークは前後でデザインが異なり梅田方のC#5100は初詣臨時特急の板をイメージしたもの、宝塚方のC#5115は快速急行の板をイメージしたもの(?)でしたが初詣臨時特急用の板は見たことがなかったため「こんな板あったんだ!」って思ってしまい、いい勉強になりました。復刻仕様になった5100Fは次の検査入場までこの姿で走る予定ですがヘッドマークの取り付けは11月30日(火)までなので撮影は早めにしておいた方が良く、コウペンちゃん号(1000系1013F)と合わせて狙うことをお薦めします。