昭和から平成に変わる時にデビューし、令和に入って大規模なリニューアルが始まった8000系ですが最初に営業を開始した8000Fは現在「Memorial 8000」として前面と側面にHマークとエンブレムを入れ、特別仕様になっています。リニューアル済みであるため種別・行先表示はフルカラーLEDで側面の社紋も現行仕様ですが8000F登場時に採用されなかった前面のHマークが今になって再現されたことに私は「デザイン画でしか見たことが無い姿が現実になるとは!」って思ってしまい、これを実現させた阪急電鉄に感謝したいです。

(2021.11.11 十三〜神崎川間にて撮影)
普通運用に入る8000系8000Fです。「Memorial 8000」になった同編成は神戸線系統で特急から普通まで幅広く充当され、梅田方に増結車を連結して10両編成で運用に入ったこともありますが私としては一度この姿で宝塚本線・箕面線を走ってほしいと思っており、能勢電鉄乗り入れに対応していないため日生エクスプレスへの充当は出来ませんがデビューから数年間活躍した宝塚線系統での営業運転が実現したら嬉しいです。

(2021.11.11 十三〜神崎川間にて撮影)
8000Fは8000系の8両貫通編成で2番目にリニューアルされた編成で、「Memorial 8000」になるまでの数か月間装飾無しのノーマル仕様で運用に入っていましたが最初にリニューアルされた8008Fとは異なりパンタグラフは下枠交差形のままで、この方が8000系らしいと感じられました。最も8008Fはリニューアル前からシングルアームパンタを搭載していたのでリニューアル後もそのままなのは当然のことで、寧ろ斬新に感じられるので良いです。