今月21日に発売された「とれいん」で東武2000系の特集があったので購入したのですが、甲種輸送が載っているページを見て驚いてしまい、「まさかあの車両が富山地鉄に行くなんて・・・」って思ってしまいました。
その車両とは東急8090系ですが、5両譲渡されるとのことで恐らくデハ8590形とデハ8690形が各2両ずつと部品取り用の中間車が1両だと思われ、現地では2両編成で使われると見られます。ただ18m級2扉車が主体の地鉄で20m級4扉車をどのように使うのかが気になるところであり、「伊豆急に譲渡した8000系みたいに一部クロスシート化するのかなぁ〜」って思ったりもしています。
東急車の入線で鉄道線はこれから大きく変わっていきそうな感じがしますが、市内線(路面電車)も古いデ7000形が頑張っており、こちらの置き換えも気になっています。後継のT100形「サントラム」の投入も始まっていますが、デ7000形は単車なのにT100形は3車体連接車なので「富山の路面電車は連接車主体にしていくんだなぁ〜」って思ってしまいます。
現存するデ7000形は全て冷房改造を受けており、屋根上に冷房装置と電源装置を搭載していますが集電装置はビューゲルのままでパンタグラフへの交換は行われず、「冷房車になっても昭和の路面電車らしさはそのままだな」って思ってしまうことがあります。車体もバス窓が残っているだけでなく前照灯も白熱灯1灯のままなので「よく冷房化出来たなぁ〜」って思ったりもしますが、古い車体で冷房付きというのは路面電車ではよくある話だったりします。
写真は富山駅前で撮影したデ7000形7015ですが、標準塗色でかつ広告が全く無い美しい姿で、「昭和の路面電車の素の姿はやっぱりいいなぁ〜」って思ってしまいます。電車は南富山駅前行きだったのですが、時間の関係で市内線の電車には乗らず富山駅前での撮影のみで終えてしまい、「次にここに来る機会があれば市内線にも乗って色々回ってみたいなぁ〜」って思いました。デ7000形は勿論VVVF車のデ8000形や環状系統のデ9000形「セントラム」も注目の車両ですし、今後はその「セントラム」と富山ライトレールのTLR0600形「ポートラム」による地鉄とライトレール富山港線の直通運転も計画されているようなので楽しみです。それまでデ7000形が残っていればいいですが・・・