5年に一回の監理技術者講習をうけました。
わたしも建設技術者としての技術向上とレベルチェックを目的にしっかりと聴いてきました。
最近は一つの現場を最初から最後まで担当することも少なくなりましたが、久しぶりに受けた講習は新鮮でした。
以前は国土交通省の外郭団体のようなところがやっていたのですが、今回は資格予備校が作成したカリキュラムだったようで、内容がかなり充実していました。
そのなかでもかわったな〜と思ったのは、原価管理とデミングサークルがとりあげられていたことでした。
建設業の現場は同じものを二度と造ることがないため、製造業などに比べるとコスト意識が低く、コスト削減といえば値引き要求がほとんどです。
そこにコストは単に調達価格だけではないということが、具体的な事例をふまえてあげられていました。
またPDCAをやって計画性を持って現場にあたりなさい、といわれています。
いままで工程管理と安全管理に終始していたのが様変わりです。
会社経営からすれば当然のことなのですが、現場を担当する技術者にもそういった目線のあて方を浸透させようとしているようです。
目的は一つ「良い建築物をより安く」です。
この目的が、昨今の異常な低価格受注や手抜き工事で、根本から崩れようとしていることへの危機感のあらわれでもあるかもしれません。
わたしたちの会社の方針
「高度な技術」「高品質な製品」「迅速なサービス」の提供
をしっかりと徹底できるようにがんばっていきたいと思います。
つぶくん

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