ある日しろいぬの里本館の卒業生の親御さんから、ポメラニアンのレスキュー要請がありました。
ポ、ポメラニアン!?
ポメに目がない仮母は2つ返事で引き取りOK!
何でもお知り合いの方が、2匹目をお迎えしたものの先住犬と全く上手く行かず、泣く泣く手放されるとのこと・・・
そういうことって間々あることで、別々の個性が1つの場所で暮らすわけですから、そんなに最初から上手くはずなんてありません。
これまでの譲渡でも「先住さんと来たその日から仲良く遊んで、一緒のベッドに寝て〜という幻想はお捨て下さい。上手く行かなくて当たり前、十分に時間を取って慣れさせてあげて下さい。」と申し上げて来ました。
事実慣れるのに2ヶ月掛かった例もあるほどで、先住犬の立場、新入り犬の不安など色々な要素が絡み合って、人間が思っている以上に大変なんですね。
で、今回も「そんなぁ〜大した努力もしないで安易に手放したらダメぢゃないのぉ〜」と、ちょっとイラッとしていたわけです。
そして我が家にやって来た小さな小さなお坊ちゃま・・・体重2キロしかありません(汗。。。
これ以降そんなに成長するとも思えず、物凄くか弱い感じがしました。
ああ〜きっと先住犬に苛められたのね?
可愛そうに・・・でももう大丈夫よ!
猛獣系破壊系御用達の大雑把な本館には、こんな小さな子は滅多に来ないでしょ?
これからのスゥイートな生活に心はウキウキでした。
健康診断に病院に連れて行き、色々な検査をします。
結果は・・・耳の中、マラセチアで耳垢ドロドロ・・・
モニター画面に映し出された耳垢には、これまでに見たこともないようなマラセチアの大群!
なぜ写真を撮らなかったのか?・・・と後悔したほどです。
そして目は結膜炎でドロドロ・・・目の周りベトベト・・・
へばりついた目やにをはがすのに苦労しました。
先住犬に慣れさせるのに必死で、そこまで神経が回らなかったのでしょうか?
でも結構年季が入っていそうだったので、ショップに居た頃から汚れていたのかも知れませんね?
それから数日間は目と耳の治療に専念し、お約束の去勢手術です。
仮母は大型犬や中型犬に慣れているせいか、こんな小さい子の手術は見ているだけで可愛そうになって来ます。

いつもいつも泣いているような、いつもいつも震えているような、なんだかチワワみたいね?と言うのが素直な感想でした。
後からよくよく聞いてみると、ポメラニアンとチワワのmix だと言う事が分かりました。
確かに思い返せば、要所要所にチワワンな雰囲気を醸し出していましたよ・・・
だぁ

ポメとスピッツのmixとか、ポメとたぬきのmixとか、ポメとスキッパーキーのmixとか・・・
今度はポメとチワワンね?
仮母は全ポメをこの頃見たことがありません。
でも可愛いからいっか!?
外見のはかなさと草食系な雰囲気に騙されて、能天気に預かり生活をスタートさせたのでした。
しかし・・・仮母の憧れの超小型犬との生活は
サクッと裏切られたのでした。
マーチ王子〜はかなげでとっても
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