天ちゃんを連れてお散歩していると、よく「 おっ秋田犬だ!」と言われます。

でもそれは【あきたけん】であって、決して【あきたいぬ】とは言ってもらえません。
仮は母いつも心の中で『 違う・・・あきたいぬ!

』とつぶやくのでした。
月丸を連れている時も同様・・・「 あっ!しばけんだ!」『 違う・・・しばいぬ!』
でもそれはまだましな方で、中には「 おっ!紀州犬だね?」『 それ・・・デカいってこと?』
そっちかい!?
またある時は「あ〜お父さんだ〜!」『 北海道犬じゃないけど許すわ!』とにこやかな笑顔を向けるのでした。
それはさておき、昨日の夕方ご近所の柴飼いさんに「それ、秋田いぬ?」と聞かれ「そうです、よくぞその呼び名で呼んでくだすった。旦那ぁ、かたじけねぇ・・・(ウソ)」
「秋田けんは秋田いぬ、あっちのほうの人はそう呼ぶんだよね?」「そうなんですよ〜分かっていらっしゃる〜」と仮母は上機嫌〜♪ブログに書こっと!
ちょうどタイムリーにめいママさんからご質問を頂きましたので、お答え致します。
いえね・・・そんなんで一日分のブログのネタが助かったわ〜なんて狡いことを考えた訳じゃないんですよ・・・
では皆さま、他の和犬の昔からの正式な呼び方をご存知でしょうか?2択でお答え下さい。

北海道犬 ⇒ ほっかいどういぬ?:ほっかいどうけん?

埼玉犬 ⇒ さいたまいぬ?:さいたまけん?

甲斐犬 ⇒ かいいぬ?:かいけん?

紀州犬 ⇒ きしゅういぬ?:きしゅうけん?

四国犬 ⇒ しこくいぬ?:しこくけん?

琉球犬 ⇒ りゅうきゅういぬ?:りゅうきゅうけん?
さあ、全部お分かりになりましたか?
答えは

意外は全て「 〜いぬ 」でした。でも現在では「〜けん」と呼ぶほうが主流になってきましたね。
それは母音の「 い 」が、緊張感をもつ発音だから、より発音のし易い読みの「 け 」に代わって行ったのではないかと言われています。

この「 い 」については国語学的にも証明されているらしいです。確かにちょっと言い難いですよね?
でもそれが反対に、玄人っぽい雰囲気を醸し出しているとも言えますね。
確かに大辞林と大辞泉の両方を調べましたが「〜けん 」で調べると全滅。全て「 〜いぬ 」表記になっていました。
ただ「 しばいぬ 」のみ最後のほうにちょろっと「 しばけん 」と書かれています。
ただ言葉と言うものは、その時代の人々の認知度によって変遷していきますから、現在では「 北海道犬 」「 甲斐犬 」などは
NHKでも「〜けん」と言う事にしているらしいです。

特に「 甲斐いぬ 」は「 飼い犬 」と混同されるので、「 甲斐けん 」と改定されたそうです。
ちなみに

のさいたまけんは、しろいぬの里から埼玉県に里子に行った子を埼玉犬と呼んでいるのだそうですよ・・・
こんな先生だったら嫌いな授業も楽しいのにね?と
思われる方は、わんクリックプリーズ!