ハリーくんは7月10日に千葉県動物愛護センター( 東葛支所 )から引き出されました。
ジュディマリとちょびぃくんの後輩に当たる訳ですね。
そしてそのままあんなさんが、東京の提携病院まで連れて行って下さいました。

CATNAPでは引き出したその日のうちに、マイクロチップと健康診断をする決まりになっています。
この時点で何かに感染していると、預かり宅では先住犬と一緒にはせず、しばらく完全隔離となったりする訳です。
そこでハリーくんの首の所の皮膚の脱毛を診て頂いたのですが、掻き取り検査と言って皮膚の表面を少量削り取って顕微鏡で調べるというものをして頂いたのですが、菌の様なものは何も見つかりませんでした。

まあダックスによくある、ストレス性の脱毛か何かだったのだろうと思っていたのです。
しばらくしてよくよく見てみるとうっすら毛が生えているではありませんか?
ああ、治ってきたのね?そう思っていたのですが、その後一向に毛が増えてこないのです・・・
はて?もしかして見立て違いかしら?
そう思って下痢(環境の変化によるものだった?現在治癒)の治療の時に1度と、去勢手術の時にも見て頂いたのですが、また何も発見されませんでした。
そして10日後・・・抜糸の際にもう一度見て頂きました。
「 先生、この子トライアルが決まっているんですけど、どうも不安なのでもう一度だけ見て頂けませんか?」
しばらく何人かの先生方が相談されていらっしゃっいました。
実はハリーくんの皮膚表面に「 のう胞 」という粒のような胞が出来ていていました。

それが怪しいと言う事だったのでしょう、先生がそれをブチュッ!とつぶしてシャーレに擦り付けられた時・・・何?今の何?先生いったい何を・・・???
怪訝そうに覗き込んでいると「 待合室でお待ち下さい!」と追い出されてしまいました。


確か10〜20分くらいでしょうか?診断が付きましたと言われ中に入ってみたのですが・・・
何とその「 のう胞 」の中に真菌が潜んでいたのだそうです。
要するに秘密基地に潜む悪者のようなものですね?
こそこそ隠れて悪さをしていたのです。
道理で表面の掻き取り検査だけでは出て来ない訳です。
そして飲み薬と薬用シャンプーを処方して頂き、やっと家に帰ったのでした。

仮母に課せられた課題・・・2日に1回のシャンプー!!!
Kさまのお宅にトライアルに出るまで続けます。
それではシャンプーシーンです!
マラセブシャンプー原液を斜線の部分に塗ってマッサージ、そのまま10分間放置して下さい。
そして10分後、他の体の部分を洗います。
ぬるま湯でよ〜〜く流し・・・
ハリーくんの場合はエアフォースコマンダー・シングル・LOWで乾かしました。
そして仕上げにノルバサン・オティックで耳洗浄・・・
はい、出来上がり・・・全工程約1時間でした。
ハリーくんはシャンプーの途中でも暴れることも無く、とてもいい子で居られます。
フケも出ませんし、体もベタベタもしません。
ただ、脱毛部分が・・・
合計3回「 菌は居ません 」と言われて、Kさまにもそうご説明を差し上げていただけにガッカリです。
ボランティア活動をしていると、こういう事に結構出くわすのですが、どうも慣れませんね・・・
特にトライアルが決まってからだと、何か足元をすくわれるような感覚があります。
Kさま、お世話をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い致します。
ハリーくんの脱毛が早く治ります様に!
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