柵という漢字・・・よく出来ていますよね?
本当に柵は「 柵 」という文字で現されると思います。
保護犬のトライアルのお届けの時には、慣れない場所での迷子防止の為に、必ず逃走防止用の柵・・・いわゆるペットゲートを設置して頂いています。
そんなわけですから、仮母はこの2年半の間、沢山の柵を見て来ました。
そこでこれまで見てきた柵を色々とご紹介しましょう。
まずこちらは蛇腹式で開閉するタイプですね・・・閉じた時場所を取らないのでとても便利です。
7キロ前後の大人しい女の子でしたから、これでいいと思います。
これが3キロ以下くらい、になると下から出てしまいますので、問題が出てくると思いますね。
またやんちゃな子はすぐに破壊してしまうでしょう。
こちらはマンションの玄関に設置してあるタイプです。
ペット可マンションで最初から設置してあったそうで、しっかりした作りでした。
7キロ前後の男の子で、問題はありませんね・・・
難を言えば、軌道上に物が置けない事・・・でしょうか?
こちらは簡易なベビーゲートタイプです。
人間がまたぐ感じで使いますが、出入りが頻繁な場所には不向きですね・・・
普段はサークル飼いで、遊ばせる時だけ使用する分にはいいと思います。
こちらは使い易い自動で閉まるタイプです。
閉め忘れた場合はチャイムがなるので便利ですね・・・
5キロ前後の男の子で、問題はありません。
そして玄関の間口が大きくて、普通の柵が設置出来ないお宅の例です。
大きなアジアン家具のパーティションで仕切るやり方です。
9キロ以上ある男の子でしたので、自分で動かしてしまったそうで、別の可動式の柵を購入されたそうです。
しかしまだ動かしてしまうそうですね・・・
間口が大きい場合は中々難しいところです。
こちらはご自宅にあったベビーゲートをそのままご利用になった例です。
9キロ以上の男の子ですが、中にもさらに柵を設置して頂いていたので、こちらも問題はありませんね。
こちらは2世帯住宅の2階部分にお住まいの例です。
5キロ前後の女の子ですが、オテンバさんだったので、もしも飛び越えるようなら背の高いものに交換して下さいとお願いしました。
こちらはとある病院の2階部分です。
階段から落ちないようにと柵が設置してるのですが、いつ行っても錠が開いています。
仮母が毎回錠を下ろすのですが、また誰かが通る度に錠を外してはそのままにして行ってしまいます。
危機感と言うものが無いんですね?
病院ですよ?病院?他にも患畜さんが居るんですけどね???
ちなみに階段を降りてしまうと1階部分は自動ドアで、誰かが通っている最中なら横をすり抜けて交通量の多い道路に出られます。
こちらは間口の広い場所への柵の設置例です。
病院やドッグサロン、などによく見られるタイプですね。
でも一般家庭には高額すぎるのでしょう。
だいたいこんな感じですが、柵の種類も譲渡した子の性格やら大きさによって全然効果がない場合もありますのでね、よくご検討の上で設置して下さい。
その他2階に上がられては困る場合にも有効です。
滑って落ちて骨折でもされては困りますからね・・・
こんな感じで柵はとても便利なものですが、それでも柵を設置しているからと安心していると、大きな事故に繋がりかねません。
例えば玄関の外部分にも門があるから安心・・・と思って普通に柵を開けっ放しのまま玄関を開けた所、たまたま誰かが門を開けっ放しにしていてそのまま道路に飛び出してしまった。
お家にご高齢の方や小さなお子様がいらっしゃって、その方について一緒に出てしまった・・・等です。
先住犬や先代犬が大人しくて逃げ出した事が無い・・・と言う場合も危ないですね。
例え今までの犬がやらなかったとしても、譲渡された犬がやらないとは限りません。中には迷子になってそのままセンターに捕獲されたような犬も居るわけで、そういう犬は何度でも逃走する可能性があります。
皆さま「 きっと〜だろう 」と言う、根拠の無い過信は危険です。
せっかく助かった命ですから、どうか気を付けてあげて下さいね。