今だから言えますが・・・
スザンヌさんが最初しろいぬの里に来た時は、それはそれは言う事を聞かないアンポンタンなダックスでした。
ダメだと言っても何度も何度も飛びつこうとし、自分の要求が受け入れられるまで延々と吠え続けていました。
仮母はこれまでに、主に手に負えない系の預かり犬を預かってきましたが、そんな中でもひときわ出来が悪かったかと・・・
何と表現したらいいんでしょう?
注意されても理解出来ない、しかも懲りない・・・そんな表現がピッタリの感じでした。
一度何かの検診で病院に行った時「 物覚えが異常に悪いんですよね〜」というお話をしたところ、獣医師さんが「 確かに多動で落ち着きがないですし、ダウン症傾向の顔立ちですね・・・」と言われて妙に納得したことがありました。
可愛いけれどオツムが弱い・・・いわゆる白痴美人でしたね。
確かに人懐っこい可愛い子でしたが、人間の言う事がまるで理解出来ない、自分の要求だけを押し付ける、一方通行の意思の疎通しか出来ない子でした。
でもこれから貰って頂かないといけないのに、このままではいけないと思い、基本の躾だけでも入れておくことにしました。
翼くんもろくに何も覚えていなかったので、一緒にお勉強をしました。

年齢の差もあるのでしょうが、翼くんがサッサと覚えてしまった後は・・・
例によって例の如く、チーム・綿菓子が手伝ってくれました。
邪魔をしているだけだ・・・とも言います。
写っていませんが、手前で翼くんも一緒にやっているんですよ〜
ところが・・・不思議なものですね〜
コマンドを覚えていくに連れて、段々と顔付きが変わってきたんです。
いつもお口をぽかんと開けてへらへらとしまりのない顔つきをしていたのに、人間の言葉を一所懸命聞こうとしているのでしょう、ピシッとしたいい表情をするようになりました。
最初は「オスワリ」さえ理解できなかった子が、今では「オスワリ」「オテ、オカワリ」「フセ」「マテ−ヨシ」など一通りの事が出来るようになりました。
そしてそれに付随して、行動にも驚くほど落ち着きが出て来ました。

今では要求吠えなど一切なくなりましたしね・・・
もう
妖怪へらへらぴょんなんて言わせませんよ!
ただ、半端ではないほど物覚えは悪かったです・・・6年間何もしてこないで無駄に歳を重ねたツケでしょう。
今ではコマンドをこなして褒めて貰うと、とても満足そうなお顔をします。

今後もどんどん能力開発をしてあげるといいと思いますよ。
よく犬に躾など必要ないと言う方がいらっしゃいますが、それは違います。
犬だって人間と同じ・・・人間社会の中で暮らして行くのですから、学ぶ事はとても大切な事です。
だって大好きな飼い主さんが、何を言っているのか全然理解出来ないのだとしたら、こんなにもったいない事ってないでしょう?
たくさん、たくさん話しかけてあげて、色々な事を教えてあげて下さいね。
知的な美犬さんになってますます
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