月星虹風

【2010年の卒業生18匹一覧】

2009年12月26日〜2010年1月24日
マルチーズ Ｘ プードル mix ♂ 推定1歳 ルーク（仮名：同じ）CATNAPにより千葉県動物愛護センター（本所）よりレスキューされました。高座郡に四男として養子に行きました。預かり日記は「 ぷちあずかりすと 」からご覧頂けます。

2010年2月5日〜2010年3月13日
M・シュナウザー mix ♀ 推定4ヶ月 滸（仮名：アクア） CATNAPにより千葉県動物愛護センター（本所）よりレスキューされました。府中市に養女に行きました。預かり日記は「 ぷちあずかりすと 」からご覧頂けます。

2010年2月5日〜2010年4月17日
M・シュナウザー mix ♀ 推定5ヶ月 マリンちゃん（仮名：同じ） CATNAPにより千葉県動物愛護センター（本所）よりレスキューされました。町田市に養女に行きました。預かり日記は「ぷちあずかりすと」からご覧頂けます。

【S-22】2010年4月27日〜2010年5月16日
トイプードル ♀ 6歳 エミリーちゃん（仮名：同じ） 個人レスキューです。ブリーダー放棄により引き取りました。和光市のたろきちくんのお嫁さんになりました。預かり日記は「エミちゃんのおしゃれ日記」からご覧頂けます。

【S-23】2010年6月4日〜2010年6月28日
ポメラニアン ♂ 10ヶ月（ 元から翼くん ）しろいぬの里で一般家庭放棄により引き取りました。しろいぬの里のご近所に養子に行きました。預かり日記は「タキシードの小悪魔」からご覧頂けます。

【S-24】2010年5月12日〜2010年7月10日
柴犬 ♀ 6歳 福ちゃん（仮名：葉月）しろいぬの里で埼玉県動物指導センターより引き取りました。柏市に養女に行きました。預かり日記は「新緑のシバージョ」からご覧頂けます。

【S-25】2010年6月3日〜2010年7月9日
日本スピッツ ♂ 2〜3歳 コロンくん（仮名：タッキー）しろいぬの里で福島保健所より引き取りました。柏市に養子に行きました。預かり日記は「会津の風来坊」からご覧頂けます。

【S-26】2010年6月3日〜2010年7月17日
カニンヘンダックス ♀ 5〜6歳 スザンヌさん（仮名：同じ）福島保健所より引き取りました。都内でひめちゃんの妹になりました。預かり日記は「リトルプリンセス」からご覧頂けます。

【S-28】2010年8月4日〜2010年9月4日
ホワイトシュナウザー ♀ 3歳 アビゲイルちゃん（元名：ノアちゃん）一般家庭放棄により引き取りました。柏市でオレオくんのお嫁さんになりました。預かり日記は「真っ白いキャンバス」からご覧頂けます。

【S-29】2010年8月5日〜2010年9月14日
シェルティー ♀ 推定6歳前後 サラちゃん（仮名：セイラちゃん）福島保健所より引き取りました。東京都目黒区で養女になりました。預かり日記は「あなたが側にいて欲しい」からご覧頂けます。

【S-30】2010年8月5日〜2010年9月16日
柴犬 ♀ 推定3歳前後 柚月ちゃん（仮名：同じ）福島保健所より引き取りました。千葉県松戸市で養女になりました。預かり日記は「いなせなヤンキー娘」からご覧頂けます。

【S-31】2010年8月19日〜2010年10月2日
フレンチ・ブルドッグ ♂ 5歳 メルシーくん（仮名：権助くん）一般家庭放棄により引き取りました。千葉県流山市で養子になりました。預かり日記は「俺は待ってるぜぃ〜」からご覧頂けます。

【S-34】2010年10月1日〜2010年10月22日
ビーグル ♂ 当時10ヶ月 ムツオ（仮名：ライナス）一般家庭放棄により引き取りました。千葉県松戸市で養子になりました。


【S-32】2010年9月21日〜2010年10月28日
日本スピッツ ♀ 推定5歳前後 真雪ちゃん（仮名：同じ）福島保健所より引き取りました。千葉県佐倉市で養女になりました。預かり日記は「秋の野に咲く白い花」からご覧頂けます。

【S-35】2010年10月2日〜2010年11月14日
ポメラニアン×スキッパーキー？ ♂ 1歳4ヶ月（愛称：クーちゃん、元名：クロ）一般家庭放棄によりレスキューしました。預かり日記は「黒いイナズマ」からご覧頂けます。

【S-36】2010年11月11日〜2010年12月11日　ポメラニアン×チワワmix ♂ 9ヶ月 紀くん（元名：マーチ）一般家庭放棄によりレスキューしました。預かり日記は「365歩マーちん」からご覧頂けます。


【S-40】2010年12月20日〜2010年12月25日　柴犬または柴犬mix ♀ 推定3ヶ月　個人レスキューです。
千葉県松戸市Ｔさま宅で養女になりました。


【S-39】2010年11月28日〜2010年12月31日
ポメラニン ♂ 8ヶ月（仮名：ロビン）ブリーダー放棄により引き取りました。預かり日記は「デンジャラスな白い妖精」からご覧頂けます。



みんな幸せにね〜！

確か去年の年末は、どこかの極道犬のお陰で親指から血を流しながら、電車に乗って横浜までトライアルのお届けに行ったんでしたよね・・・

早いものであれからもう1年経ったんですね？
そして今年の大晦日は、危険なプルトニウム を地中深く埋めに行きたいと思います。

年末でR188帰って来ているので、当然の事ながら親友のKくんがお泊りに来るわけです。
そうなると自動的にこの方がおいでになるわけで・・・

すっかりお兄ちゃんになった翼くんでしゅ。
大きくなりましたね〜　大きくなり過ぎですかね〜？
でも相変わらず可愛いでしゅね〜？


ポメラニアン同士気が合うのでしょうか？
何やらひそひそ話をしていますね・・・

どうせ、しろいぬの里の本館は壁に穴が空いているボロ屋だとか、毎日のように空爆があって危なくてしょうがないだとか・・・
ごはんがまずいので食欲が湧かないだとか・・・


そこで心優しい翼くんは、ロビンたんをK家に迎え入れてくれる事になりました。
そりゃあそうですよね？
K家は会社の社長さんだから、どこかのオンボロ長屋とは違いますわよね〜

は？無理やり押し付けた？
まさかぁ〜おほほほほほ〜


ロビンたんは室内でもどこでも足上げチッコでしたが、本館滞在中にちゃんとトレーで出来るようになりました。
コマンドもかなり苦戦しましたが、やっとのことで一通り入りましたので、K家に貰って頂く事になりました。

しかしイタズラは相変わらず絶好調で・・・
先日はついに引き出しを開けて、中にあった下痢止め薬のシートを全部グチャクチャにしてくれました。
ドルバロンというお薬も、チューブ丸々二本床にぶちまけてくれました。

あ〜あ〜高かったのにぃ〜 危ないわねぇ〜
本当に何も置いておけないぢゃないのぉ〜


普通このくらいの月齢で躾が入ってくると、落ち着いて来るものなんですけどね？
ポメラニアンってこんなですか？？？
本当はジャックラッセルあたりが、ポメラニアンの被り物してるだけぢゃないの？

この先もしばらくは落ち着きそうにないので、もうこうなったら人間側が気をつけるしかないようですね・・・

怒られても怒られても全く懲りないようで、こういう子は危険回避やお互いの幸せのために、普段はサークルに入れておくのがいいような気がします。
で、なるべく運動の時間を取ってあげるとかね・・・

確かに人間でも一度言えば分かる人もいれば、何度言っても分からない人もいるわけですから、地道に躾をして行くしかないんでしょう。

まあ、可愛いからいっか！


いや、遊びに来る時は翼くんだけでね！
プルトニウムは地中深く埋めてしまって、2度と取り出してはいけません！

ロビンたん、元気でね〜
幸せになるのよ〜

え？トライアル中でしょって？何ですか？それ？
しろいぬの里にはトライアル制度なんてありませんけど？


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さてロッタちゃんのお届けが終わってその日の午後・・・今度は月丸あにぃに嫌気が差して本館を出て行こうと企てた、りんちゃんのお見合いに行って来ました。


もう30日で本来なら営業していないはずのブブズ・ポーさんに無理やりお邪魔して、お茶菓子まで頂いてしまって・・・
ブブズさんは保護活動にとってもご理解があるんですよね・・・いつもありがとうございます。

この日は勝負ワンピを身にまとい、ゆりさまから頂いたHappySkyShopのチャリティーの首輪と、たまたま布の在庫があるというので作って頂いた、お揃いのハーネスとリードで出陣しました。

凛月姫の名にふさわしい、雅やかなお正月柄です。
こちらは紺地に赤テープでしょうか？


そして本邦初公開！
中〜大型犬用ぶら下がりタイプの迷子札・・・お花の形をしていてとっても可愛いんですよ。
まだ発売されていませんが、発売された暁にはよろしくお願い致します。
柄は月丸あにぃと虹ちゃんの後姿でしょうか・・・
他にもハート形もありますよん

さてそんな完全武装のりんちゃんですが、T家のママさんとおねえちゃまとお見合いをしました。


りんちゃんはおねえちゃまがとっても気に入ったようで、まるで姉妹のようにじゃれあっていました。
スキスキスキスキ・・・ベロベロベロベロ・・・


でもふざけて手を咬むのはいけませんね〜
我が家でそんなことした日にはねぇ？(笑）ダメですよ〜新しいお家に行っても言い付けを守らないと〜

ママさんとおねえちゃまはりんちゃんと楽しいひと時を過ごして頂き、気に入って下さったのでしょう、その場でトライアルを希望して下さいました。


いかがです？りんちゃんの取り澄ましたお顔・・・可愛いでしょう？綺麗でしょう？
仮母が一目惚れして茨城までお迎えに行ったお嬢さまですもの〜自慢なんですよ〜

躾けもバッチリですしね〜
でも経験上、行った後はどうなるかわかりませんけどね〜

まあTさまは先代犬さんが大型犬種だったそうですから、そんなに大変ではないと思います。


最後おねえちゃまはりんちゃんをしっかと抱き、再会を固く約束したようでした。
前アンヨをぎゅっと握っているのが微笑ましいですねぇ〜

Tさま、お届けまでりんちゃんを大切にお預かり致しますね。
お届けまで楽しみにお待ち下さいね〜


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この日、何故ロッタちゃんを急遽お迎えに行ったかと言いますと・・・

実はまだ募集前だったロッタちゃんに、突然里親希望のアンケートが送られて来たのです。

仮母は一般公募前に知人に譲渡するのは結構やりますが、アンケートを頂いての譲渡は初めてです。
最後のコメント欄には募集前だという事は分かっているけれども・・・と、ロッタちゃんに対する熱い思いが綴られていました。

仮母は最初、どうしてこんなに早く？どこから情報を？と不思議でした。
お話を進めていくうち、実はスザンヌちゃんの頃からブログを読んで下さっていたという事が分かりました。
しかも先住犬さんも某愛護団体さんから引き取られたそうです。

う〜ん、条件的にも悪くないし・・・
そして色々な事を考え合わせても、これはいいご縁に違いないわ！と思い、のんびりくつろいでいたちょこおんま女史を、宇都宮まで引っ張り出したのでした。

そしてその2日後の30日・・・


そしてこの年の暮れ開いているドッグカフェなどないでしょうし、それならばご自宅でお見合いをしてしまいましょう！という事になり、いきなりTさまのご自宅へ・・・


先住犬のダックスのエディーくんとの相性やら、お家に馴染めそうか？など見させて頂きました。

エディーくんは後ろ足が少し不自由だったのを、毎日のお散歩で筋肉を付けてあげて、今では走り回れるまでに回復したのだそうです。
そのご苦労には頭が下がりますね・・・


ロッタちゃんはT家に即効で慣れ、ママさんのこともとっても気に入ったようでした。
お腹を見せて甘えていましたよ。


お見合いとは言え、Tさまのお気持ちはもう決まっておいでだったのでしょう・・・すでにロッタちゃんのケージとお洋服が数枚用意されていました。

こちら、ペットパラダイスのワンピースです。
「今まで男の子のものしか買えなかったので、女の子のモノが買えるのが嬉しくて〜」とおっしゃるママさん・・・分かりますよ〜そのお気持ち！

ちょこおんま女史のプレゼントのピンクのウサギさんウエアも可愛かったですが、シックな色合いもなかなか似合いますね？

ちなみにピンクのウサギさんはロッタちゃんが汚してしまったので、脱がせてそのまま忘れていってしまいました。
あとでお送り致しますね〜（ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ。。。


ロッタちゃんにとっては、ちょっぴり遅れてきたサンタさんとトナカイさんでしたね？
「幸せ」という最高のプレゼントを持ってきてくれました。

先住犬のエディーくんのことも、まるでわが子のように可愛がっておいでで、見ていて微笑ましいものでした。
ロッタちゃんの幸せはもう約束されたようなものですね・・・

Tさま、ご寄付とお土産まで頂きまして、どうも有難うございました。
天使のようなロッタちゃんをどうぞよろしくお願い致します。


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ふぐすま犬の大先輩であるスザンヌちゃんも、モデルクラブに所属して頑張ってるから、ロッタちゃんもトライアル頑張って〜！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これはしろいぬの里本館に突如落とされた、小型ポメラニアン爆弾のため一時中断していた「愛の白柴物語」の続きです。
作者がPCのマイドキュメントの隅に放置してあったものを掲載しております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


月丸は胸の高鳴りを抑え、何事もない風を装ったのだが、用もないのに家の中を走り回ったりすることで、まわりの者たちにはそれと知れてしまっていた。

凛月は前日に手術を受けていた。
そのせいか大人しくベッドで寝ていた。
が、元々大声で騒いだりすることもなく、穏やかな性格であった。

月丸はひとしきり走り回った後、凛月の姿を遠くから盗み見していた。
「めんこいおなごはんや〜特に目ぇがええわ〜わいの目ぇと似てるんとちゃうか？」

いや！断じて似ていない！

柴犬の目はよく「 はまぐりの目がいい目だ 」と言われるのだが、月丸の目はアサリである。
いや・・・最近ではシジミか・・・

そして月丸はゆっくり凛月に近付いた。
友好的に、かつ紳士的に挨拶をするつもりで・・・
今度こそ！という気持ちがなかったか？と言えば嘘になるであろう。

しかし・・・


凛月を目の前にした途端、これまでの決心はどこへやら？
突如、柴犬魂が炸裂してしまったのだ！


いや・・・もっと月丸の心の底を覗いて見るならば、凛月に対する恥じらいのようなものが、気持ちとは裏腹の態度を取らせてしまったのかも知れない。

よく言うところの・・・好きな子はいじめてみたい・・・そんな少年のような心があったのではないだろうか？

しかし凛月は、そんな月丸の微妙な気持ちなど理解するはずもなく、タダでさえ手術の後で気が立っていたところに持って来てこの有様・・・

また彼女も柴犬魂が炸裂してしまったのだ！

そしてその後延々と爆吠え合戦が繰り広げられた。
そしてついにはイラついた本館の女将の手によって、哀れな月丸はしろいぬの里本館の北の最果て、別名網走刑務所に収監されてしまったのだ。

風のうわさでは、彼は新年を網走刑務所で迎えたとか・・・


凛月は犬あたりもよくご近所でも評判の娘であった。
どんな子ともそつなく挨拶が出来る穏やかな性格なのだ。

それなのに何故月丸とは一戦交えてしまったのであろうか？
それは・・・月丸が白柴界の海老蔵と呼ばれていることに関係するのかも知れない。

実は月丸は、他の犬を怒らせることに掛けては天下一品なのだ。
どんなに普段穏やかな犬でもたちどころに怒らせてしまう、一種の特技とも言える態度の悪さを、その心根の中に持ち合わせているのだ。

そう・・・例えば灰皿にテキーラを注いで「これ、飲めや！ああ〜？」と言ってしまうような・・・嫌な男なのである。

凛月は思った・・・
例え別の場所に連れて行かれたとしても、あんな男と同じ屋根の下で暮らすなどもってのほか！
年が明けたら出て行かなくては！


そしてまた一つの恋が終わってしまった。

あの日、月丸が凛月に吠え掛からなければ運命は変わっていたのだろうか？
あの日の自分に何か言う事はあるか？と問えば、月丸もまた「吠え掛かるのを止めなさい」とつぶやくのであろうか・・・


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