今日はマーちんのお散歩について書いてみたいと思います。
マーちんのこれまでの様子を知るに、お散歩なんて出来るわけないのは想像に難くありませんね・・・
ええ、想像を裏切ることなく一歩も歩けませんでした。
とにかく最初の一週間はお散歩なんてとんでもない、家に慣れさせるために一歩も外には出しませんでした。
以前あまり人馴れしていない犬をトライアルに出した際、「 今は家に慣れるので精一杯ですから、お散歩はしばらくしてから始めて下さい。 」と申し上げた事があります。
ですがお忘れになったのか?他のご家族がそうされたのか?その日のうちに連れて行かれたそうです。
結果、物凄く怖がって後ろ引きしてハーネスを抜いてしまい、逃走を図ったそうです。
そして慌てて押さえ付けて、流血するほど咬まれたとか・・・
当たり前ですよね?怖くて怖くて仕方がないんですから・・・
こういうパターンって他所でもちょいちょいあるんです。
預かりスタッフさんたちが、これまでに何匹も預かってきた上での判断されたことなのでしょうから、無理は禁物だと思うんですけど・・・
で、謝るのは預かりスタッフ側だったり・・・???
納得いかないでしょうにね?
さてグチはそのへんにして、今日のお題スタート!
一週間過ぎあたりから慣らす為に抱っこしてお外に連れ出してみます。
そして10日あたりから下に降ろし始めました。
一番最初は怖がって身を屈めて、ハーネスを抜こうともがいたので、すぐに抱き上げてしまいました。
だってこんなすばしっこい犬・・・逃げられたら到底捕まりません。
預かりをしていて一番の恐怖は
逃走と
迷子です。
人間側のこれくらいなら大丈夫だろう・・・とか、きっとしないだろう・・・は犬には通用しません。
無理をせずゆっくり様子を見ながら・・・これが大事ですよね?
仮母は、経験を積めば積むほどその恐怖が増してきます。
もし迷子にさせたら・・・スタッフ総動員で捜索して〜なんて考えただけでゾッとしますよね?
ですから預かり犬のお散歩は、全てダブルリードまたは二股に分かれたリードで首輪とハーネスの両方を繋ぎます。
さて話を戻しましょう。
下に降ろしては抱き上げ〜を繰り返しているうちに、人間から離れて地面にひとりで立つ事そのものに慣れてきたのでしょう。
シッポをだらんとしつつも一所懸命臭い嗅ぎをするマーちん。
そしてこの日はついに!楽しそうに早足で歩く事が出来るようになりました。
そしてお散歩を始めてから、やっと見せてくれたこの笑顔・・・
嗚呼それなのに、それなのに・・・
これまでどんなに待ち焦がれていたであろう・・・思いも掛けないその笑顔に、手元が震えてしまったんです。
やったわ!お散歩初笑顔!と思ってモニター画面を見ると、事もあろうにピンボケてるぢゃありませんかっ!オーマイガッ!
一瞬の 君の笑顔に 手が震え
心も震え 写真ポンボケ 白井1子
記念すべき一枚だったのにぃ・・・そう臍を咬んでいると、マーちんがトコトコっと足元に寄って来て・・・
ニコッと笑い掛けてくれたんです。
それは、まるでこんな風に語りかけてくれているように思えました。
「 仮母さん?ボクはもう大丈夫でち!
これからもたくさん笑うから、写真なんていっぱい撮れるでちよ?」
その表情を見るに付け・・・ああこの子ももうすぐ卒業して行くのね?と思わずにはいられませんでした。
だって、その笑顔を撮るのは仮母ぢゃないんでしょっ!
募集掛けるのが遅れてかえって
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