2007年2月・・・木枯らしが舞い、寒風吹きすさぶ真冬。ここは、冷たい床が底冷えのする千葉県動物愛護センター。
そこに訪れた小梅さん(搬送責任者)とあんなさん(搬送スタッフ&プチ預かりスト)ある部屋の前でふと足を止める・・・。
小 「 ねえ?あの大きいラブラドール、両手の間に何か
隠してない?

」
あ 「 ええ?なに〜?見えないけど?
ゴシゴシ・・・ 」
小 「 ほら!仔犬じゃないの?

」
あんなさんが見落とすのも無理はありません、大きなラブラドールは、それはそれは大事そうに、両手の間に深く、大切に・・・まだ小さな仔犬を抱え込んでいたのだそうです。
皆さまもうお分かりですね・・・これは先日トライアルに出た陽菜ちゃんと、陽菜ちゃんを助けてくれたバロンくんのセンターでの様子です。

その後の事は以前に 「 命のリレー」 で書き記した通りです。
当時このお話を聞かされた時 「 人間でも平気で自分の子供を手に掛けたりする世の中なのに、なんて素晴らしい精神なの?絶対にこの思いを引き継がなければ!皆さまの苦労を無駄にしないようにしなければ・・・」 と心に誓いました。
そしてついにその思いは引き継がれ、最終ランナーに命の炎が受け渡されました。
陽菜ちゃん・・・晴れて
正式譲渡
となりました〜。
ほら・・・本家オリンピックより一足先にF 家の皆さまによって聖火台に点火されましたよ。
じゃあ私達は聖火防衛隊なの?
赤々と燃え上がる命の炎が見えますか?
陽菜papaさま、ご家族の皆さま、どうかこの炎が燃え尽きる最後の瞬間まで、大切に守ってあげて下さいね。
どうかよろしくお願い致します。
でもこの調子なら

大丈夫そうですね〜〜〜ん
はじめの日は、はじめて歩く道でなんとなくたどたどしかったのですが、2日目からはスタスタとわが道を行く陽菜ちゃんでした。あのかわいさはもちろんなのですが、まだ3カ月、甘えんぼでいつも誰かと一緒にいたがっています。(昼間は一緒にいれなくてごめんね…って感じです)でも厳しいpapaさんとしては、親としての躾をしなくてはなりません。時には鬼軍曹となり末は一流大学、一流企業に就職をさせるため、日々勉強!いや躾をしています。でもあのわかいい顔で甘えられると、ついついガマンできず「よしよし〜いいこいいこ」なんてデレデレになってしまいます。
幸せのおすそ分けですよ〜皆さまもお一ついかがですか?ちょっと甘いですけど・・・
え?甘すぎて食べられない?
陽菜ちゃんを無事送り出すにあたり、お世話になった千葉県動物愛護センター(本所)の皆さま、提携動物病院の皆さま、ご支援をして下さった皆さま、応援して下さった皆さま、代表、ペリさん、小梅さん、あんなさん、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。そして
バロンくん、今度はあなたが幸せになる番よ!

ホントにそうでちゅね・・・(笑)
暖かな陽ざしをいっぱい浴びて、光り輝く菜の花の様な明るい犬生を歩んでね・・・毎日が
陽菜日和であります様に・・・