6月3日(日)に開催を予定している、
チロルマチガ沢スラローム大会準備のための(クラブ員はほぼ見ていない事が最近判明した)マチガ沢レポートです。
大会リザルト & 表彰式写真 掲載しました
<6月3日(日)大会当日朝 天候:曇り>
深夜に止まぬザーザー降りの雨 「大会を中止するなら早めに決定、すぐ現地に説明に上がらねば・・・」と雨音にほとんど眠れませんでした。が、朝4時外に出てみると雨はやんで空にうっすら光がさしてきました。大会開催決定 さて、スタッフ先発隊は6時に出発です。

いつも静かなマチガ沢雪渓に選手、サポート、スタッフなど120人登ってきました。
ところで、大会運営で一番の心配事は「事故」。もっとも危険な事故は「ブロック雪崩」と「落石」。数年に一度は大きな氷塊や岩がコースに転がってきます。特に雨の後は山に動きがあります。

そこで、みなさんの安全を確保するため、毎回「落石監視員」を雪渓の上部に配置しています。コースのはるか上、大会の様子もよく見えない場所で一人ぽっちで耳をすませ、双眼鏡片手に山を監視。寂しい仕事ですが、安全に大会運営できるのも「落石監視員」(群馬伊勢崎の田中富士夫さん)のおかげです。みんなで感謝!(この雪渓をつめたところに監視員)
<6月2日(土) 天候:快晴>

本日は大会準備本番です。スタート&ゴール位置の確定。スタート台作成、計測ワイヤー敷設、計測テントの基礎部切り出しと設営。

ゴールエリアの安全ネット設営、あとはコースのお掃除です。こんな斜面にテント設営用の水平面が作れるのか? こんなデブリに安全なスキーコースができるのか? などと考えていては永久に仕事は終わりません。

目標を決めたら粛々と手を動かす事。そうすれば必ず仕事は終わります。(写真は働く中二女子)参加選手の皆さんからの協力も頂いてお昼前には大会会場設営は完了しました。仮設トイレについては、女性選手からの要望により入り口のドアがつき初めて四方が塞がった小部屋となりました。
<6月1日(金) 天候:曇り>

今年は5/31に林道入口ゲートが開放されました。マチガ沢出合まで車で行けますが、

車は皆で乗りあって駐車台数低減にご協力お願いします。ちなみに6/30(土)17時〜11/4(日)まで
マイカー規制となります。事実上マチガ沢出合まで車で行ける週末はあと三週(6/10,6/17,6/24)という事になります。とは言っても、出合までは歩きが基本のスキー場ですからね。

さて、今週のマチガ沢外観from出合。毎週徐々に減ってきていますが今週末の大会には充分な量です。今日のお仕事は、荷上げと登山道整備と道標設置、大会コース確定のためのポールセット。あとは平日仕事への御褒美の山菜取りです。
<5月27日(日) 天候:曇り→小雨>
今週はつい楽しく滑ってしまったので写真を撮る余裕が無く、雪渓写真は帰り際に撮ったバーン下からのこの一枚のみです。雪渓下部は結構綺麗な状態になってきましたが、上部はまだ大きなデブリに覆われています。来週末の状況を見て、大会コースを設定します。

来週は、登山道もまだ雪が多いため雪渓を踏み抜いてしまう箇所もあります。雪渓歩きには充分に気をつけて登ってきてください。(写真は少々演技が入った中二女子)

あと、登山道の多くは写真の様に「川」となっています。滑りやすい場所もありますので長靴と軍手にてお越し下さい。
<5月20日(日) 天候:晴れ>

今週のマチガ沢の様子です。中央の「島」がやや出てきました。例年よりも一週間ほど融雪が遅い様です。

さて今年は雪が多いので登山道ではなく雪渓の上を歩く箇所も多いのですが、そろそろ所々で穴が空き始めます。また、踏み抜いて大人の首までの深さの穴に落ちる事もあります。登りの際には雪渓の凹んでいる箇所や水音のする箇所には十分注意しましょう。先に登った人の「踏み跡」をたどる事も大切です。

大会時スタート付近の雪渓状態です。まだまだうねりがあり、デブリが激しくなってきました。とにかく頑張ってコースを作るしかありません。重機はなし、道具はスコップと手と足だけです。

さて今週のマチガ族御紹介。怪しいメガネで登場したのは、牧田(剣道)七段。面を被っても使える特注メガネなのでスキーのヘルメットでも快適!

楽しくポールセットを終えたいつもの皆さんも記念撮影。5/26(土)27(日)も午前中は現地におりますので大会に参加申込される方はお声がけ下さい。(チロルますだまで)
<5月13日(日) 天候:晴れ>
今週の雪渓全景です。連日の寒さで先週からはさほど減っている様には見えません。

写真は、持参の台車で荷物運搬、雪渓までの荷上げを手伝ってくれたGODレーシング松本大雪選手です。「体にもっと負荷をかけたい!トレーニングしたい!」との事。オジサンは負荷かけると腰やら膝やら痛くなっちゃってねえ。助かりました。
マチガ沢出合いまでの林道における落石・雪崩はほぼ撤去されていました。写真撮影などで訪れる軽装の観光客の姿も多く見られました。


雪渓までの登山道(厳剛新道:ガンゴウシンドウ)の状況。足がズボッと抜けそうな雪渓歩きとザーザーと川になっているところを登っていきます。しつこい様ですが安全のためにも必ず長靴でお越し下さい。


雪渓上部のブロック雪崩の跡、こんな激しいブロックが5月に残っているのは記憶にありません。そんな雪渓上部からフリースキーをする石井三郎選手。石踏むなよ〜!
さて、雪渓の下部に足慣らし用のポールセットをしました。


担いで登れば何本でも好きなだけ練習できます。早速ガッツで滑るのはいつでも全開の新宿SCの八久保選手!そんないつものマチガ沢の面々でした。
次回は来週5/20(日)AMに現地に上がります。大会申込み現地受付も行いますのでお声がけ下さい。
<5月5日 初回現地調査>
連休の途中、それも子供の日だというのに家族を家に残し、一人早朝から、雪渓の状況確認と大会賞品の運搬、もちやのポールの整理のため湯檜曽に来ました。
◆マチガ沢の状況


林道入り口のゲートは現在閉鎖中、5月末にゲートオープンの予定。(工事期間は6月末まで) 林道にはまだ落石、雪崩(ユキクズレ)が随所にあり。

歩いて15分、マチガ沢下部出合い駐車場からの雪渓の様子。出合いから見る限り、今年の雪の量は例年とさほどの違いはなさそう。

さて、藪漕ぎ登り20分S字雪渓下部着、大岩の露出具合と雪渓の様子。なにやら大きなデブリと大きな隆起が確認できる。

雪渓ど真ん中に人の背丈くらいのデブリが数本縦に山脈状態でできている。
山頂に積もった雪が3月〜4月あたりに数回大きな雪崩を起こしてその後の寒さでそのまま解けずに残っているといった状況。大会コースを作る上でかなり厄介なものとなる。来週以降も観察していく事とする。

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