「なんで予約してるのに毎回毎回1時間も2時間も待たされんねん・・・。」
イライラはもう無かった。
あるのは祈りのような、「早くして・・・。」
あ・・だめかな・・・?
そう思っていたときにはもう倒れていた。
ようやく駆け寄ってくる看護婦さんたち。
ざわつく周囲。
もうええっちゅうねん・・・。
特別に順番飛ばして診察室へ。(すみません)
それまで消毒しかしなかった医師が突然、「手術せなあかんな・・・。」
おいおい・・・。
病室に向かうまで2時間ほど検査。
オレは熱が39度あんねんぞ・・・?
健康そうに見えるのは時に不幸である。
しかし注射器に溜まった薄い茶色の血液を見てしまってはもう文句も言えない。
道理で4日も熱が下がらんわけや・・・。
病室は初めての大部屋。
だりぃ・・・。
看護婦さんが車椅子を持って現れた。
下半身麻酔か・・・。
痛いんだろうな・・・。

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