@零斗さんの代役は?
零斗「何、ベリアルが? 分かった。今すぐ、そっちに行く。チッ、Zの方も気になるけど、タルタル野郎の方が厄介だ。とりあえず、円谷時空の方に行ってくるぜ。悪いな、代わりにオレのダチをこっちに派遣する」
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リバT『こう言って、零斗さん、慌てて行っちゃいましたね』
アスト「来年のギャラファイ第3部まで出番はないかと思っていたら、結局、第2部のナビ役で呼ばれるなんてな」
鉄太郎「まあ、ベリアルの件で異変が生じたら、ベリアル退治の専門家ゼロが呼ばれるのも仕方あるまい」
ダイアンナ「だったら、もう一人、闇堕ちしたトレギア退治の専門家って誰になるのだろうか?」
鉄太郎「ルーブの3人か、トライスクワッドのどちらになるかだな」
アスト「いずれにせよ、零斗さんの代役として、誰が来るのか待ってみますか」
(そして、数日後)
赤い髪の男「よう。ここがゼロちゃんの言っていたアステロイド宮殿、あるいはUMAT本部ってことでいいわけ?」
ダイアンナ「誰だ、お前は?」
赤い髪の男「あれ? ゼロちゃんから聞いてない? そりゃねえよ。このオレサマは何を隠そう、その道で少しは知られた炎の海賊団の元用心棒にして、燃える炎のヒーロー、人呼んで紅蓮火(くれない・れっか)。またの名を……」
アスト「え? そのアニメ、特撮、ゲーム界など至るところで耳にし、最近は竜の騎士のライバルとなる魔王でもあらせられる声の主は……」
ダイアンナ「声の主は?」
アスト「2代目バロッサ星人!?」
赤い髪の男「バ〜ルバルバルバロッサ……って誰がやねん!?」
アスト「違ったか。だったら、アヒルメギド!?」
赤い髪の男「今は醜いけれども、白鳥になる……って違う!!」
アスト「もしかして、グレート師匠!?」
赤い髪の男「そう。リブットを鍛えたのも、このオレサマ……って、そうじゃなくて、この燃える髪で分からないかな? ファイヤースティックで変身しちゃうよ!?」
リバT『つまり、ゼロさんのお友達のウルティメット・フォース・ゼロの一人、グレンファイヤーさんですね』
アスト「人間体ってあったんだ」
蓮火「ここだけの特別バージョンでな。とにかく、忙しいゼロちゃんに代わって、ここはオレサマが仕切る」
ダイアンナ「ちょっと待て。ここの女王はあたしだぞ」
アスト「そして、オレが一応、キングだ」
蓮火「そんなことはどうでもいい。キングだろうが、クイーンだろうが、流派・東方不敗の名にかけて、まとめてぶっつぶす。オレのこの手が真っ赤に燃える。勝利をつかめと轟き叫ぶ」
鉄太郎「ほう。君がゼロの悪友として有名なグレンファイヤー君かね。自己主張旺盛なのは結構だが、この私の前で身勝手に振る舞うのを許すと思うのか?」
蓮火「何だ、おっさ……って、いや、今のは失言。危ない、危ない。このオレサマとしたことが、危うく伝説の赤い超人その人に失礼を働くところでした(土下座🙇♂)。まさか、こんなところにゼロさんのお父上がいるとは聞いておらず、とんだ無作法を働いた始末。ええと、肩などお揉みしましょうか、師匠?」
鉄太郎「私は、君みたいな男を弟子に持った覚えはないが」
蓮火「いや、心のダチの父親は師匠も同じ。そう、同じ赤いボディカラーを持つ超人として、多くの怪獣や星人を虐殺した『赤い男』の伝説は、オレサマのいた宇宙にも轟いていて、兼ねてから敬意と畏怖を感じております。お願いですから、ジープで轢かないで」
鉄太郎「何だか違う男の噂も混じっているようだが、ここの王と女王の後見人として、私がいる以上は身勝手は許さんぞ」
蓮火「もちろんですとも。最初にナメられないよう、強気で当たるのは海賊の流儀。しかし、海賊といえど、大いなる力を持つレジェンドには敬意を示すのも、宇宙の漢の義理信条、掟と言うべきもの」
鉄太郎「私はレジェンドではない。そういう呼称は、戦隊ヒーロー、あるいはウルトラマンでもキングか、コスモスとジャスティスの融合した者だけに留めておけ」
蓮火「分かりました〜。非礼は引っ込めます〜」

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