@D&Dの戦士
アスト「今回は、オレが戦士について語ってみよう」
ダイアンナ「ああ、期待している」
リバT『果たして、どういう話になるのでしょうか」
アスト「そもそも、戦士(ファイター)って、クラシックD&Dでは何の特殊能力も持たない初心者向け職業とされていたんだな。全ての武器や防具を装備できて、HPが高いので、前衛壁役になっていれば特に頭を使わずとも、脳筋で仕事ができる役職。他の職業なら、特殊能力をどう活用しようかと考える手間と楽しみがあるのに、戦士の場合は『ウォーッと雄叫びを上げて、武器攻撃していればOK』。かつてはバカでもできると言われたものだ」
ダイアンナ「今は違うのか?」
アスト「最近のゲームでは、戦士にもいろいろな戦闘オプションが設けられるのが当たり前になって、戦術にも相応のヴァリエーションが広がったからな。つまり、戦いのエキスパートである戦士は、それだけ戦闘ルールを熟知して、仲間を守ったり、敵を撃破したりするための最適解を模索することが求められている。まあ、戦闘中にあれこれオプションを考えるのが面倒な場合でも、どんな武器や防具を使って、どんな戦闘スキルを持たせれば、自分のキャラが活躍できるかを考慮しないといけない」
リバT『プレイ中にあれこれ考えるのが面倒だから、なるべく基礎データを強くなるようにして、ややこしい特殊能力を使わなくても、ダイスを振っているだけで活躍できるようにキャラを組むって感じですね』
アスト「とりあえず、戦いだけは強い単機能戦士ってだけでも、ファンタジーなら活躍できるもんなあ」
ダイアンナ「だけど、戦場に銃とか飛び道具が出てくると、ややこしくならないか?」
アスト「現代ものとか近未来もの、SFだと武器の攻撃範囲とか、防具との相性とかいろいろ考えることが出て来るし、文明やゲームのルールが発達・複雑化して、できることが増えるほど、戦闘のプロも単純な肉弾戦以外に考えることが多くなる。それが現在の戦場、世の中のルールってことだな。そんなゲームの戦士の歴史を語りながら、パグマイア&マウの犬猫戦士の話をしようってことだ」

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