@聖戦士とか聖闘士とか
アスト「今回はD&Dのパラディンの話を中心に、聖戦士や聖闘士というものをいろいろ振り返ってみよう、と思う」
リバT『クラシックD&Dのファイター上級職、パラディンの話は、以前にグランドマスターが語っておられました。
こちらを参照』
アスト「緑箱コンパニオンルールにおける追加ルールで、ローフルの戦士がパラディン、カオティックな性格の戦士がアベンジャー、それ以外に城を築いて領主になった戦士がロード、定住生活を求めない自由な放浪生活を続けたい戦士がナイトの道を選べるんだったな」
ダイアンナ「ええと、正義の神に仕えるのがパラディン。邪神に仕える暗黒騎士がアベンジャー。善悪関係なく城持ち君主となったのがロード。城は持たないけど、どこかの君主に仕えて下命を受ける形で冒険を続けるのがナイトといったところか」
アスト「ああ。もちろん、ナイトにすらならず、ただの自由な冒険者生活を続けることも可能だけど、その場合、コンバットオプションという上級戦技が使えない。コンバットオプションは、領主や騎士の世界で伝授される武芸なので、そこらの野良戦士には扱えないんだ」
ダイアンナ「じゃあ、自由戦士は強くなれないとでも?」
アスト「その辺はDMとの相談次第ってことだろう。
元騎士というキャラが師匠になってくれて、武芸を教えてくれた後で、『旧友の領主の娘を助けてやってくれ』と若き戦士に言い遺すとか、
元騎士だった勇者が家庭教師になって田舎の少年を導いてくれるとか、正式に騎士認定はされていないけど、領主や騎士の知り合いと懇意になる手段はTRPGでは普通にあるだろうしな。まあ、戦士だけどモンスター退治には興味なくて、領民を脅かすような山賊プレイとか、押し込み強盗ばかりをやってて、どう見ても荒くれ悪党でしかないロールプレイを続けていれば別だけど」
ダイアンナ「いや、その場合でも、山賊の頭が元騎士だったとか、押し込み強盗の間に伝わる武芸を教えてもらったとか、いろいろやりようはあるんじゃないか?」
アスト「押し込み強盗の間に伝わる武芸って何だよ?」
リバT『そもそも、TRPGは自由だと言っても、押し込み強盗プレイを喜んでするDMとプレイヤーの卓は、何だかいやですね。それなら、まだT&Tでモンスタープレイをしたり、ソード・ワールドで蛮族プレイをしたり、違うシステムをプレイすることを推奨します』
アスト「大体、パラディンの話をしようという記事で、押し込み強盗について考えて、どうするんだよ?」
ダイアンナ「いや、悪い商人しか狙わない正義の押し込み強盗がいてもいいじゃないか?」
アスト「悪の帝国に反旗を翻した海賊ヒーローが正義に与したケースはあるが、押し込み強盗が正義を名乗るのはどうか、と思うぞ。海賊戦隊は成立しても、強盗戦隊は成立しない」
ダイアンナ「快盗戦隊はあるのにな」
アスト「とにかく、邪悪ルートを辿った戦士の話はパスして、完全無欠の絶対正義なパラディンについて語るのが、今回からの記事テーマだ。押し込み強盗の話は、また盗賊系のキャラの話をする時にでもとっておけ」

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