いつも夜眠る前に、栞里に何かお話しをしている。
昔話だったり、即興で作ったお話だったり。
それで今日も「お話しして!」とのリクエスト。
そこで眠る前に、こんな話を即興で話した。
「じゃあ今日は、眠くなるお話をしようか。
…あるところにユカちゃんという女の子がいました。
ユカちゃんはベッドが大好きでした。
ベッドは柔らかくて、フカフカで、何だか気持ちが良くて、寝転がっているとすぐに眠くなってしまうからです。
ある日ユカちゃんの家に、シオリちゃんが遊びに来ました。
ユカちゃんとシオリちゃんは、とっても仲良しなお友だちです。
ユカちゃんはシオリちゃんに、ベッドでゴロゴロすると気持ち良いよ、と言いました。
ユカちゃんとシオリちゃんは、ベッドに寝転がりました。
するとベッドは柔らかくて、フカフカで、何だか気持ちが良いのです。
ふあ〜あ(本物のアクビをしてみせる)。ユカちゃんがアクビをしました。
ふあ〜あ。シオリちゃんもアクビをしました。
なんだか、眠くなってきちゃったなぁ。。。
もう眠る時間です。
さあ、そろそろ眠ろうか。
良い夢を見ようね。
そして明日の朝は、気持ち良く目覚めようね。
明日の朝起きたら初めに、ニッコリしようね。
起きて初めにニッコリすると、とても気分が良いのよ。
明日の朝、覚えていたら、初めにニッコリしようね。
それじゃあ、おやすみなさい。
おしまい。」
こんなお話が終わると栞里は突然拍手をしながら言った。
「あ〜、良いお話だった〜!」
あら、そんな風に言って貰ったのは初めて。嬉しいわ〜♪
「栞里ね、ふあ〜あ、ってアクビするところでね、本当に眠くなっちゃったの。
すごいね、本当に眠くなっちゃう話だね。」
そしてその後、私の体に顔を埋めて、私の肘を触りながらスーッと眠った。
(私の肘を触るのは、栞里の癖なの。)
眠る直前まで存分に可愛いわぁ(*^_^*)
まぁ眠った後も可愛いんだけどね☆