毎日、姉妹喧嘩はある。
相手のオモチャが良く見えてきて、奪い合いになって…という内容。
我が家では、相手を叩いたりしない限り、喧嘩はして良いよと伝えてあるので、本日もいつものように、私は2人の姉妹喧嘩を見守っていた。
もしもどちらかが手を出したら、小さな助け舟を出しに行こう…という気持ちで。
しばらく早苗の
「コレくれないなら、お姉ちゃんなんか大嫌い!わー!」
という泣き声が続く。
栞里も
「私が遊んでたんだからダメ!早苗大っ嫌い!」
と叫んでいる。
まだどちらも、手を出してはいないので、私はただコッソリ様子を伺っているのみだが、思わず仲裁に入りたくなる。
でもね、もう少し、様子を見てみよう。
私自身も子どもの頃は姉妹喧嘩を毎日してきたけれど、このやり取りって、結構大事だったりすると思うのだ。
しばらくすると、早苗が突然、
「お姉ちゃん、ごめんね!わー!」
と言って泣き始めた。
おや、早苗の方から謝るとは珍しい。
それを聞いた栞里は、
「いいよ。」
と言って早苗を抱きしめた。
突然喧嘩は終了して、2人は抱き合って、栞里が早苗をヨシヨシしていた。
そして2人の気持ちはおさまって、一緒にまた遊び始めた。
私は感動して、思わず2人に駆け寄った。
「早苗、頑張ったね。自分からゴメンナサイが言えて、とってもカッコ良かったよ。3歳だと、なかなか言えないんだよ。よく頑張ったね。」
と抱きしめて褒めまくる。
早苗はニカニカして、照れている。
続けて栞里にも、
「栞里、すぐにイイヨが言えて、凄かったね。優しいお姉ちゃんだね。」
抱きしめて褒めまくる。
栞里もニカニカして照れている。
そして2人は、また一緒に遊んだのだった。
私にとって、喧嘩を見守るのは、結構大変な事。
一応、「どちらかが手を出したら助け舟を出す」と自分の中で基準を設けているけれど、明らかにどちらかに原因がある事もあり、どのタイミングまで見守っていていいのか、どこから助け舟を出しに行くか、悩んじゃうんだよね。
今日の場合は、見守り続けて良かったなぁ。
