ふと見ると、我が家の玄関の扉に、金色の米粒が付いていた。
いや、米粒ではない。
よく見ると、小さな虫。
体は黄金色で、キラキラと光っており、角度によっては眩しいくらい。
この写真は日陰で撮影しているのだが、日向で見たら、もっと輝いているのだろう。
それから白い筋模様がある。
赤い頭から伸びる長い触角は、根元側半分が黒くて、先側半分が白い。
そして、キラキラの背中の中には、大きな羽が折りたたまれて入っており、それを潔く広げて、飛ぶ。
一体なんなんだ、このキラキラと輝く小さな虫は?
もしかして、新種?
新種なんじゃないか?
だとしたらこの虫に、「キンピカチャン」と命名したい。
そこで私は、この虫が既に登録されている虫なのかどうなのか、確認してみることにした。
そこでお手軽に携帯で検索する事に。
あなたなら、どうやってこの虫を検索する?
私はまずは、「金色 小さい虫」で画像検索してみた。
すると…、、、、、
虫がウヨウヨいる気持ちの悪い画像がズラズラと出てきてしまった。
虫の検索をしているんだから当たり前なんだけど、相当気持ち悪い。。。
うげ。。。。。。
そしてこの金ピカの虫にも辿り着けない。
検索ワードを変えて、「小さいタマムシ」で検索してみる。
うわ〜〜、今度は大量のダニの写真が出てきてしまった。。。。。
ゾワゾワ、嫌な感じ…。
もう調べるのは断念しよう。
新種だろうが何だろうが、知ったこっちゃない。
名もなき金ピカの虫。もう、それで良いじゃないか。
名前があろうが無かろうが、そんな事とは関係なく、この虫は生きている。
もう、それで良いじゃないか。
…と、そんな一部始終を、お餅様にメールで報告した。
それから間も無く。
お餅様から、
「キイロマイコガじゃない?」
とメール返信が来たの。
お餅様は、「金色 虫」で検索し、「キイロマイコガ」に辿り着いたという。
「キイロマイコガ」?
とりあえず、それを検索してみると。
違う色の虫のようだが、形が似ている。
そこで今度は
「マイコガ」で検索してみた。
すると、マイコガの仲間の一覧に辿り着く。
その一覧の中に、更に似ている
「ミドリヒゲナガ」
という虫を発見。
これが、似てるんだけどちょっと違う〜。
それで今度は「ヒゲナガ」で検索してみる。
すると、ついに発見!
この虫の名前は、「ホソオビヒゲナガ」!
しかも、触覚の長さから、これはメスであることも突き止めた!
虫の種類を調べるってのは、気持ちの悪い写真が出まくって、嫌なもんなんだね…。
とりあえず、新種では無かったし。
虫の種類は、世界で約100万種。
その内、日本からは約3万種、登録されているらしい。
更に毎年、約3000種が新種として登録されているんだとか。
ふ〜む、こりゃ私のような昆虫素人には、新種発見は無理だな。
それに、新種かどうかの確認だけでも、ものすごい年月がかかってしまいそうだわね。。。
